友人との再会！

　週末の金曜日残業のために少し遅い退社となる。日が短くなり秋の深まりを感じながら疲れも何処吹く風、心が躍り自然と急ぎ足となる。其のはずこれから関西から息子さんの家に遊びに上京して居る友人と待ち合わせの為急いで電車に乗り込む。
主人同士が同じ会社でお互いに二人の子供を連れて転勤、同じ街に住み同世代で同じ関西からとの安心感と親近感とで話が合いそれ以来数十年のお付き合いになる。

雑踏の中でお互いに再会、身体一杯の表現で喜び合う
落ち着いた駅近くの和食のバイキングのお店にて食事をしながら話が弾んだ。
ご主人の定年を機に関西の自宅に戻った彼女。長年住み慣れお互いに子育てした大好きな地に心を残して去って早五年の月日が流れた。

関西に自宅のある私はやはり子供と離れての生活が不安で私のわがままでこちらにマンションを購入して現在に至っている。我が家の理解のある主人を羨ましいとも言った。
其の代わりに仕事の合間に関西に帰省している。結婚してこちらでの生活が長いだけに自然と落ち着く。見返りとしての其の位の労力は当たり前でしよう。
実家がお寺の娘の彼女はおっとりとして穏やかで控えめな性格、打って変わるやこの私は
がさつ者でちょっとの間もじっと出来ずバタバタと一日を過ごす。お互いに「無いものねだりよねー」と言い合う。

こんなに遠く離れ私が帰省の折に一年に一度くらいしか逢えないがこうして久しぶりに逢っても何時もずーっと一緒に居るような話せば直ぐに一つになる、自然と打ち解けその場が和む　私に無い感性の豊かさを彼女は多く持ち合わせている。仕事に追われる自分を少し反省。

友人て素晴らしい宝物である。これからもお互いに素敵に年齢を重ね素直な気持ちで何でも安心して語り合える友人で有りたいと其の夜は我が家に泊まってもらい娘も交えて女三人心ゆくまで秋の夜長お喋りが続いた。

翌日、隣の駅のアウトレットに出かけ楽しくショッピングしてお互いの健康と幸せを願い息子さんの居る茅ヶ崎へと向かった。