今日は梅雨の合間で主婦は曇り空でも嬉しい
午後からジムに出かけた
毎回ヨガに出かけると何時も会う80歳の男性がいる。(おじいさんと呼んでも良いがここでは彼と書く)
彼はこのジムには相当以前(10年以上)から入会してプールやスタジオで
がんがんとこれまでは体を鍛えていたようです。
現在もプールで自主トレをしてスタジオでは太極拳とヨガをされている。
その他もストレッチなどマシーンを使って自主トレ
ここしばらくはお逢いすることが無くて如何されたのかと
心配していた。何時もスタジオでは彼の後ろに私はヨガマットを敷くので
言葉を交わす機会がある。
数か月振りに今日お姿を見かけた
「しばらくお目に掛からなかったが、お元気でしたか?」と私はお尋ねした。
奥様が倒れ救急車で搬送されてそのまま手術、入院と
それまでは趣味を持って豊かなセカンドライフをお楽しみに毎日を
生き生きと明るくお過ごしになっておられた老夫婦
現代は私の周りでも夫婦のみで暮らす高齢者が増加している。
在宅高齢者の高齢化が増加していく中で他人事としては分かっていてもいざ
日々家庭の事を切り盛りしてくれていた妻に倒れられるとどうすれば良いのかと
オロオロするばっかりで大きな痛みを感じられた様です
介護は妻がするものという夫婦間が世間的な通念になっている。
意識的にもその様な備えのない世の男性が最晩年になって妻の介護に
直面される事になる
数か月の入院でリハビリに励まれまだまだ自立は出来ない状況であるが
やっと自宅に戻り在宅介護に踏み切られたと。
在宅介護の為に家を車椅子で動ける様にリフォームされたと。
お元気だった頃は全て頼りにしていた奥様を今度は自分が守り世話をしなくてはならない存在に
なって行く現実を受け入れるのに戸惑いを見せて不安一杯のご様子
私達もどんどんと歳を取っていく、これからそういった現実を受け入れて行かなければ
ならない時期が何時かは訪れる
元気でいる夫だがどちらが先になるかは分からないがいざ目の前に突き付けられたら
何をどうすべきなのかただオロオロするのではないかと他人事では無くて
彼からのお話を聞いて真険に考える日々となった。
介護と日々向き合っていくのは精神的にも大変だからストレスをためないように
息抜きの為に来られるときはジムに来て汗を流して介護と言う現実を静かに収め
命や希望を明日に繋げて欲しいと私が遠距離介護したつたない経験談を
お話させて頂いた。
ジムに来たり畑で農作物を収穫する楽しみを生きがいにして頑張って頂きたいと
心からお祈りしたい。長谷寺の紫陽花