思い深し！

うららかな陽気の中を決まった時間に会社に向かう日々

会社までの道のりの間に何台かの施設のデイサービスの

お年寄りをお迎えの車に遭遇する

走り去る車の中を瞬間見ると男女のお年寄りが車椅子に

乗っていたり一人で座席に座る姿を見る

二人の亡き母はその様なデイサービスを好まず

足腰弱りお姑さんは通所リハビリのために

週一度はみんなの説得でやっと行く気になったが

結局は行っても症状が変わらないとの理由で止めた。

母も最期まで施設のサービスは嫌がり耳が殆ど難聴で

人とのコミニケーションも取れずましてや車椅子での移動なので

余計に行く事は嫌がった。

余り無理に行かせても心の負担になり精神状態まで

落ち着かなく行かなくてはとの強迫観念で苦しみ

好きなようにさせていた。

色々と介護している時はそれぞれ身体や精神的に

疲れもストレスもピークになるので僅かな時間だけでも

介護する人は施設のディサービスを受けて貰い束の間の

自由な時間を欲しく自分のために使いたいと思ったことか

毎日のように街で見かける施設の車を見て

喜んで出かけるご老人もいれば自分の意志に反して

家族のために行くご老人も要るのではと思った。

一日楽しく施設で色々とボランティアの方々の訪問で

楽しい行事も盛りだくさんで元気なお年よりはお喋りに花が咲き

お絵かきやお習字やリハビリやそれぞれの思いの中で

一日を過ごし刺激を求め脳の活性化を促し

一日でもお元気に長生きして欲しいと通りすぎる車の

後ろを何時までも見送った。