夫は水曜日に関西から家族の元に帰宅している
会社人間として一線で頑張ってきたサラリーマン人生から
解放されてセカンドステージを迎えて数年が経つ
義母亡き後は空き家にしている家が心配で一ヶ月に一度の
割合で帰省している。
義母の介護を定年後から亡くなる昨年の五月まで
長い年月を遠距離介護に自分の人生を掛けて義母を看取り
後悔はないと言う
今は帰っても誰もいないがらんとした家に一人この寒い時期
孤独感に襲われるらしい
宝塚の自宅から娘と女房の元に帰りマンションでの
生活もやはり賑やかで家族と過ごす時間の大切さと暖かさを
実感するようである
歳を重ねるにつれて夫も小言が多くなり娘に嫌味を言われ
ながらもニコニコとしている夫
家の片づけが苦手な私にも小言を言う
でも私は何を云われても無視
夫の言うことは正論で有ることは重々承知していますが
仕事を持つ女房の為に色々と家事の手伝いをしてくれ
私はどれだけ助かっているのか
宝塚で一人寂しく食事も簡単に済ましている環境から
束の間では有るが三人で笑いのある中でのささやかな幸せを
感じながらしみじみと家族の有りがたさをお互いに感じとって
いるのではないかと思う日々であるが
実際夫に聞いたわけではないが小言を言いつつも私や娘や
離れて暮らす息子夫婦のことは何時も心に抱きながら
夫として父親としての思いやりを持っていることは事あるごとに
感じられる」
束の間の帰省中だから気持ちよく相手の立場に立って
思いやりの精神でお互いにリラックスして暮らしたい