昨年の1月27日に亡き母の妹のご主人、私からして叔父が
病気療養中、叔母を残して一足先にこの世を去った。
朝叔母から叔父の訃報を聞き急いで関西に向かった。
やはり亡き姉と同じく小雪がちらつき寒い日で有ったことを
思い出す。
あれから早一年の年月が流れた。
叔母も足腰悪く残された家で一人孤独な生活を送っているようで
遠く離れて住む姪の私は気持ちはあってもなかなか尋ねてあげることも
出来ずに時折電話にて安否を確認する。
息子さんはいるが離れて暮らし月に一度は息子夫婦とお孫さんとで
尋ねてくれるらしいがやはり孤独感はぬぐう事が出来ないみたいだ。
私達もこの先の事を考えるのにはまだ時間が有るが叔母の
生活状況を見ていると切なく空しくなる。
叔父との別れから叔母も一年が経過するが叔父のいない生活と
向き合ってそれをいまだ受け止めるのにはやはり寄り添い
助け合い支えあってきた人生だけに時間が掛かる。
身体が悪いだけに空虚感を埋める術をどうしても
見つけるのには時間が掛かったようだ。
長年人生を共にした叔父の死に立ち向かい新しい人生を
切り開けとは言えない。
急速に高齢化社会に進みつつある時代にあって今こそ人と
高齢者に優しさが求められている。
出来る限りの事は叔母にはしてあげたいがこの距離感が恨めしい。