何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

VHFエアーバンドは聞こえました   - 10.7MHz IFアンプ工作 -

2019-02-07 19:25:09 | 電子工作


2019/02/07(木曜日) 晴れ


スペクトルアナライザー?を作ってみよう・・・なんていう大それたことを思いついて
いろいろと実験を始めた。

先ず初めにはスイープ発振回路の実験。
コルピッツ発振回路にバリキャップを組み込んで鋸歯状波で容量を変化させてスイープ
発振をさせた。
対象とするバンド幅は250MHz350MHzなので100MHzも変化させなくては
ならず、結構難しい。

次は250MHz~350MHzの電波を受信して10.7MHzの中間周波に変換し、
それを増幅するIF増幅回路。
IFTはジャンク部品。 セラミックフィルターを組み込んでみた。
単体の動作テストではまぁ、何とか動作している(増幅している)。

でも、本当に増幅してくれるだろうか?
心配なので、仮組立でスーパー受信機を作ってみた。
テストオシレータから320MHz(変調波)を発射し、RFアンプ、LOC、ミキサー等、
有り合わせの回路を組み合わせて実験してみた。

ところが何も受信できない。
ミキサーをDBM(ダブルバランスミキサ)にすればかすかに変調音が聞こえてくるという
程度で、目的のTRミキサーでは全く何も聞こえないありさまだった。

「どうしてだろう?」

って考えたってオイらのボンクラ頭ではわかるわけがない・・・・

ちょうどその頃は「冬鳥(フユドリ・ 冬季に寒さが厳しい大陸などから日本に渡って来て
冬を越し、春になると再び大陸に戻っていく渡り鳥)」がやって来る頃で、今年は我が家の
庭のも姿を見せてくれた。
こうなると野鳥好きのオイらは工作どころではなくなってしまう。
毎日、野鳥と遊ぶのに忙しくて工作はお休みになってしまったが・・・・・・
やっぱり、頭の片隅には工作のことが残っている。

いきなり300MHz台のUHF受信回路は無理だ。
先ず、VHFのエアバンドを聴くスーパー受信機を作ってみなくてはダメだな?

VHF用の受信機ならGDM(グリッドディップメータ 最高発振周波数200MHz)を
LOCの代わりにできる。
もう年代物の真空管式オンボロGDMだけどオイらが工作するいい加減な発振回路に比べたら
別格の高性能発振器だ。

今日はそれを使って実験してみた。

GDMをLOCにするために発振出力の取り出し部に工夫をした。
部屋の中での工作なのでペーパークラフトだ。


箱の中にはアルミホイールを張って遮蔽を施した(つもり・・・)


結合コイルで発振出力を取り出す。



頭に結合コイル箱を乗っけたGDM。 
この箱のおかげかどうかはわからないが発振出力の周波数は安定してくれた。



VHFエアーバンド受信実験の様子。



実験の構成はこんな感じです。



VHFエアーバンドは120MHz~130MHzぐらいだ。
IFは10.7MHzだからその分を差し引いたり加えたりしてGDMのダイヤルを調節した。
ダイヤルを回すとAFアンプから聞こえる音が変化する。
おー、これは望みがあるぞ!
慎重にダイヤルを回していら突然「・・・・・」と大きな受信音が聞こえてきた。
やったぁ・・・
ちゃーんと受信できた。


そんなテストの様子を動画でご覧ください。





これでTRミキサーと10.7MHzIFアンプは動作していることが確認できた。
前回のUHFエアバンド受信実験がうまく行かなかったのはLOCが問題だったかもしれない。
安定な発振回路の工作をしてみよう。








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