洗濯して、直近の土曜日と月曜日の弁当仕込みました。
同じメニューの弁当です。自分が食うっちゃけん・・
明日は、夜だけのお仕事で日曜はお休み、
日曜日、夕刻から「昭和会（大黒流の取締の寄）」です。
ちょっとひとやすみで気分的に楽です・・・
朝からいつものレスキューのＭさんから電話・・
「年賀状書く暇の無かけん印刷しちゃらん？」
「良かですばってんデータ修正やらせなでしょ？」
「それはこっちでしとくけん・・」
これがおおきな問題、毎年このデータ修正で
呼ばれますもん。
今年も最後まで振り回されそうです。
今は週休二日制が当たり前になってますが
昔の商家はお休みやらありません・・・・
たしかおいしゃんちも昔は月２回のお休みやったて記憶してます。
それが毎週日曜日が休みになりました。
おいしゃんちの人形屋でのある正月の新年会
毎年４日が仕事始めで午後からは従業員全員で七輪で
当時（昭和３０年代中ごろ）まだ贅沢品やった牛肉ですき焼やったです。
その頃うちも朝鮮戦争の特需の後で儲かりよった頃やけん
祖父も奮発しよったとでしょう。
祖父は終戦後ＧＨＱとの商売から始まり
米軍相手の商売で当時財をなしとりました。
まだ日本人が外国にでられん頃、ＧＨＱの船で
ハワイまで招待されとります。
その時のお土産が親父に買うて来たハワイのアロハの水着と
ボールペン、日本にまだボールペンが無い時代です。
先見の目があったとですね。
おいしゃんが小学生の頃うちにボールペンがありました・・
さかさまにしたらインクが下がっておなごの人がヌードになる奴。
そげな環境に育ったおいしゃん・・
子供の頃、米軍の軍艦に商品届ける手伝いしてました。
「今年から毎週日曜日は休みにする」て言うた時の
従業員の歓声ばおいしゃん子供心に覚えとります。
無礼講の新年会、ちょっといやらしか隠し芸が出る頃には
おいしゃん達子供は部屋さい移動させられよりました。
♪一つ出たホいのよっさほのほい
人の女房とするときにゃ～ぁ・・やら
１０番♪尊いお方とやるときにゃ～死刑覚悟でせんにゃならぬ～
♪三つでたほいの・・醜いおんなとするときにゃ～ぁハンカチ被せて・・
とんでも無い歌詞ですばってんなぜかおいしゃん全部知ってます。
部屋の襖から隠れ聞きしよったけんです。
最近、この手の数え唄とんと聞きませんね。
他にも♪男の木登り下から見れ～ば腐れバナナに～こりゃまた・・・
書かんどきます。
それたけん話戻します・・・
官公庁は明治の時代から土曜の午後と日曜日はお休みばってんが
商売人は土曜日も仕事してました。
土曜日の午後からのお休みは半分｢どんたく｣で
「半ドン」の語源て言うとは以前にも書きました。
小学校も土曜日は昼までの授業ばってんが家は仕事です。
お袋は仕事で忙しかけん従業員の賄い担当の｢久美ちゃん｣が
お昼作ってくれよりました。
久美ちゃんは対馬から歳はも行かんうちにうちに奉公に来て住み込みで
従業員の食事やらば賄う仕事する言わばお手伝いさん。
土曜のお昼は久美ちゃんが作ってくれる（焼き飯）やった
豚肉もんな～も入って無かカンボコとネギだけの焼きめし頬張りながら
吉本の新喜劇見るとが土曜日の定番やったです。
それでもあの香ばしか焼き飯がおいしゃんの作る炒飯の原点ですったぃ。
後に久美ちゃんに聞いたら「最後に醤油で味付けしよったとよ」
この久美ちゃんおいしゃんちからお嫁に行ったとばってん
旦那さんが早死にして後に通いでまたうちに働きに来るごとなりました。
そん時、連れて来よったとが「寝太郎」ですったぃ。
そやけん寝太郎はおいしゃんの弟分みたいなもんで
今年のお江戸旅行では案内ばかって出てくれました。
寝太郎はうちから奈良屋保育園に通いよりました。
そいけん古ノ一から山にも出よります。
なまくら大学生のおいしゃんが使いっぱ尻に使いよった寝太郎は
立派に家庭持ってお江戸で暮らしよります。
そげな昔の事ば書きのこしとかなって思いよりますばってんが
中々筆の進みません。あれも書こうこれも書こうて思いながら・・・
タイトルだけは「令和のおいしゃん博多伝」て決めとりますばってんが
生きとるうちに世に出るかいな？
なんか生活に追われて好きな事できんでおります。
来年はまちっと暮らしの改善して余裕持った時間ば持てるごと
考えてみようかて思うとります・・・・・
