
古森病院@福岡市博多区です。
今日からケアマネ更新研修第二弾が開始され、
某所に参りました。
相変わらず居宅事業ケアマネしか関係ない内容でしたが
(管理人は施設ケアマネです)
今日は講師の先生がお話し上手な方でしたので
苦痛なく いやもとい 楽しく聴講出来ました。
当院にも居宅部門がありますが、施設には施設の悩みがありますので
是非 ケアマネ更新研修の議題に施設のことも入れてほしい。。です。
さて、
今日は地域包括ケアシステムの存続が
待った無しの少子高齢化の波のせいで
既存の枠組みではいよいよ持続が厳しくなってきたので
(消費税は社会保障補填ではなく、法人税減税の補填に
回っているという説があります。当院も法人なので、あまり
イロイロ言えません。。)
スローガンが地域包括ケアシステムから地域共生社会という
文言に徐々に変わり、介護保険加入は年齢がおそらく下がって
幅広い年齢層から保険料を徴収して予算を確保。
(余談ですが、労働者の介護保険料は法人も半額負担しています。
しかも労使折半といいつつ、実は計算してみると
法人の方がほんの少しですが多く負担しています。
51:49みたいな感じです。どうしてスカッと折半しないのでしょうか?)
予算確保もしつつ、地域社会を結束させ
地域の力(翻訳すれば 無償ボランティア)を底上げしようという
方向にむかっていっている。市町村インセンティブと言って
各市町村に地域活動を後押しさせるようにし、実際に行っている地域活動を
点数化し、点数が高い分だけ、交付金を上げるなどの政策が
始まっているというお話しを伺いました。
そう言えば 管理人のいる地域は
最近やたら町内交流会の案内が多いような、、。
自治会とか隣組みたいな昔の制度が残存しているのが嫌だと言って
都会に出る若者が後をたたないワケですが
昔の地域社会は良くも悪くも共助システムが発達していた反面
公助がなさ過ぎて 介護保険が始まったものの
人口政策に失敗したので、国は昔のように自助共助に戻したい
という回帰現象が起こっているようです。
「何処に行ったとか何を食べたとか 田舎では
すぐに見つかって噂になるのが嫌」と言って 都会に出る
若者も フェイスブックやインスタグラムなどで自ら発信し
田舎での生活と似たようなことをやっているヒトが少なくないワケですから、
人は所詮 延々と回帰行動をし続けるだけの生きものなのかも。。
「歴史は繰り返す」ということを 改めて学んだ1日でありました。
ああ、まだ更新研修は4回もある(泣)。
更新研修の皆様、頑張りましょう。。
ちなみに主任ケアマネになると
基礎も更新も更に研修時間が増えるという
摩訶不思議なシステムです。
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