古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

居宅介護事業所と介護療養型医療施設のコラボレーション

2017-07-11 11:00:05 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。


昨今は医療も介護も充実させることは難しく、どの施設でも
サービス内容が 介護にやや偏っているか 医療にやや偏っているか 
いずれかというところが多いです。

当院も例外ではなく、入院されてこられる方々の基礎疾患の重症化が近年進んでおり
認知症が軽度の方のお相手は 職員あるいは2年前から月1~2回の
ペースで来てくださっている傾聴ボランティアの方々、あるいは
患者様のご家族様で、入院患者様同士のコミュニケーションは難しい状況です。

当院でもレクレーションは行ってはいますが、年に4~5回ほどで
意識のある方を対象に 近隣に桜見やどんたくにお連れしたり
前述の記事のように 山笠をお見せしたり、外部ボランティアの演芸の方に
来ていただいたり というのが精いっぱいの状況です。

院外への散歩をもっと頻繁に
希望される方は 自費で外部のサービスを利用することは可能ということは 入院患者様のご家族様には申し上げていますが、
出費が増える(一回につき一時間2000~3000円くらい)ことや
入院患者さんで意識があって認識が可能な方が少ないこともあり、
利用希望者は今までおられませんでした。

前振りが長すぎますが(笑)

入院患者さんでお一人だけ 外部の居宅介護事業所さんにお願いして
外出支援をしていただいている方がおられますので、ご紹介します。

この方は ご家族様はおられせん。
ただ意識ははっきりしておられ、意思表示もおおむね問題なくできられます。
金銭管理を当院にて行っている方で、ご本人に
院外外出を希望されるかお伺いしたところ
「行きたい」とのことで、某居宅介護事業所に
自費サービスをお願いし、
月一回(一時間)の外出支援が始まりました。

天候などで直前キャンセルが難しいのが難ですが、
車いす移乗は当院職員も手伝い、外部サービス一人介助で
外出そのものは喜んでおられるように聞いております。
冬が問題ですが・・・。

昨日に引き続き、当院の試みをご紹介いたしました。


「通所介護等における日常生活に要する費用の取扱いについて」
(平成12年3月30日老企第54号厚生省老人保健福祉局企画課長通知)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/353279.pdf



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