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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

役所内福祉研究会と組合旗びらき大会

2008-01-18 23:22:16 | 日本の仲間
昼休み研究会の当番だった「べてるの家」講読があった。

「弱さ」とは、「強さ」が弱体化したものではない。
「弱さ」とは、「強さ」に向かうための一つにプロセスでもない。
弱さには弱さとして意味があり、価値がある。
べてるの家には、独特の「弱さの文化」がある。

内容をみんなで話し合った。
このような考えかたに馴染みがないわれわれは、
でも「強さ」がなければ役所も進んでいかないしねー。
という話になる。
それから、「強い裏には弱さ」があるという話になる。

一人一人が考えたり感じている「強さ」「弱さ」は明らかに違う。
話し合うと会話がなかなかスムーズに行かない。
戸惑いに対しては、やはり「弱さ」とは一体なにだろうかという
根本的な問いかけが必要ではないだろうか。

責任をとることの意味も話し合った。
べてるの家も、なにかミスをすれば責任をとる体制になっている。
精神障害があっても責任をとらなくてもいいとはならない。
どのように責任をとるかは、大きな課題だが、
精神障害者にとっても責任のとり方があるはずだし、
精神障害者自身もそのように発言しているという。
これが昼休みの間の話し合いである。忙しい。

もう一点。
年金からの介護保険料などの天引きについて、
これは「国家からのぶったりだ」という意見が多かった。
市民が怒るのは当たり前だというわけだ。
現場の役人も同じように考えている。
もちろん、良心的な役人に限られる。
しかし、このような考えを公にしないのが、
役人の役人たる所以ではあるが。

夜は組合の旗びらき大会に初めて参加した。
結構、豪華なケイタリングだった。
おまけに大抽選会。組合費を月3000円も徴収して、
使い道がそうあるわけでもない。
組合費安くしろといわないのかね。公務員は。

明日から2日間。泊りがけで旧交を暖める。

昨年1月。もう一人の恩師をなくした。
聖職者であり、大学の精神的支柱といえる人だった。
私の恩師二人は、ともに海軍兵学校出身で、戦後、
大学に入学し、教育者となった。
学生時代は人生の長さに比べて本当に
短い間だが、恩師と呼ばしていただく先生は、人生の最後まで
交流があった。
細く切れそうになったときでも定期的に連絡をいただき、
消息を尋ねてくれた。

その恩師はもうこの世の人ではないが、
しのぶ時間をもつことになった。



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