ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

母の炊き込みご飯

2012-11-22 | 家族
今日は月に一回、母と姉が私を訪ねてくる日。
そして、私の部屋を掃除してくれる日。

姉がちょっと用がある…というので、掃除は普段より早く終わって、いつものように駅前のレストランで三人で昼食を摂った。
そして駅前で別れ、スポーツクラブに走りに行った。

帰って来てしばらくして、夕食に…と母が作ってきてくれた弁当を開いた。
炊き込みご飯だった。

このブログを開設して二日目に、実家で母と炊き込みご飯を食べた写真付き記事が出てくる。
四月、五月頃のこのブログの記事は、とても短い。
そして「つらい」「苦しい」という言葉が繰り返し続いている。

もう、そのころの記事を読み返すことはほとんどなくなっていた。
夕食に炊き込みご飯を食べていると、何とも哀しいような、かたじけないような感情が浮かんできた。
そして、ふと、四月頃の記事を読み返して、母の炊き込みご飯の写真を見つけた。

あれから約七ヶ月半。
今でもつらい気持ちになることはあるけれど、あの頃の苦しさや悲しさとは全く比較にならないことを再確認できた。

いちばん大きいのは、もちろん家族の支援だった。

三月半ばから、私はしばらく実家にいた。
父はすっかり縮んだ私を案じて、実家近くの中華料理屋で夕食を奢ってくれた。
そのころの私はあまり食欲がなかったけれど、五目ヤキソバとギョウザを食べた。

その父は、六月に倒れて、短期間だが入院した。
今はかなり元気になったが、入院前の状態ではない。

とにかく、しっかりしないと。
ちゃんと働いて、安心させないと。

改めて、そう思う。