ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

暖かな場所

2012-11-18 | 分かち合い
昨日の夜、ちょっと早めの忘年会をした。


私は今から十四年前の四月に立川市にあるカトリック教会で洗礼を受けた。
洗礼を受けて一年半くらいは、日曜のミサもたまにしか与らない、怠け者信徒だった。

それがいつのまにか毎週のミサに与るようになり、七年くらいはほぼ皆勤していた。

昨日の忘年会は、その皆勤時代に色々と関わってくれた人たちとの集まりである。
ほぼ同世代ばかりだったこともあり、とても楽しく過ごせた。

私は平成十八年の一月に今も勤めている会社に入った。
そしてその年の四月から老人ホームに務めるようになったのだが、老人ホームというのは全くの年中無休の商売なので、日曜日もあまり休みを取れなくなってしまった。

教会には信徒が担うべき役割がたくさんあって、教会の仕事を通して多くの人と知り合い、近しくなり、信仰共同体の一員となる。
ところが、日曜のミサに与れなくなると、役割を担うことが難しくなる。
そして、私は次第に教会から足が遠のいた。
その後住まいをF市から職場の最寄りのS区に移し、所属教会も住所地に近いところに変えた。
すると、ますます教会もミサも私の生活から遠ざかって来て、今日に至っている。

でも、昨日の集まりはそんな空白を全く感じさせないほど、暖かく近しいものだった。
それだけ四十代前半の分かち合いの日々が濃密だったのだ…と、改めて確認することができた。

この二年近く…特に今年の自分の生活は辛く悲しいことが多かっただけに、懐かしい人たちとの暖かな時間が、また格別に感じたのかもしれない。



ところで、昨日無事に光回線が開通し、このブログは自分のパソコンで書いている。

もともと文章を書くのは好きなので、これからは少しずつ腰の据わったものが書ければ…と思う。