今日の午後四時過ぎ、私のワンルームマンションに、引越し業者が来ました。
40歳くらいの、細身ですが筋肉質の男性で、私の引っ越し荷物を次々と搬出してトラックに乗せて行きました。
段ボール三つくらいなら重ねて持っていくその男らしさに、「かなわないなあ」と観じました。
最初渡してくれた名刺には「沖縄支店」と書いてありました。
前回来た見積もりの男性も、福岡支店の名刺を持っていました。
コロナの関係とか説明していましたが、コロナはあらゆるところに影響を及ぼしているなあ…と痛感します。
一時間くらいで積み終わると、業者の方は汗びっしょりになっていました。
家財が無くなったと言っても、実家に運べない大きな収納家具などは、今後廃棄業者や区の粗大ゴミで出します。
ですからまだ部屋の中には物があるのですが、それは食べ残した魚の骨のようなもので、それで生きることは出来ない残骸です。
私は、今日は千葉県の実家に帰り、明日からこの残骸と3泊します。
それが恐らく東京都民としての歳後の3日間です。