ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

甘い誘惑

2014-09-30 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。
そして、母と姉が私の家まで来て食事をする日でした。
二週間後に実家に手すりを付けるため、ケアマネさんと業者の方の下見があるのですが、その話などをしました。
母たちが帰ってからは、スポーツクラブに行って水中ウォーキングをしました。
それから、食品スーパーに寄って、買い物です。

このところずっとアイスクリームに嵌っています。
先月の11日に痛風発作で足の腫れがひどくなってから、お酒を一滴も飲んでいません。
もともとそれほど好きだったわけでもないし、足が腫れるリスクを考えれば何てことはない…と頭では思っています。

その代り、毎日欠かさずアイスを食べているのです。
この頃はスーパーに行っても酒類売場は全く関心がない…というより、「体に悪い、毒が売っているところ」という感覚になって、足早に通り過ぎます。
ところが、アイス売場には足を止めて、「何か新しいものは出てないか?」なんて眺めています。

甘いものと油ものは嗜好中枢を麻痺させる…と言いますが、まったくだ、と思います。
どうせ毎日食べるなら…と、最近はアイスバー六本入りなどを箱買いしているのですが、「一日一本」と決めていても、誘惑に負けてしまうことがあります。
特に今日みたいに暑くてスポーツクラブに行って来た日などは、「きっとたくさんカロリー消費したに違いない」と、自分を甘やかしてしまうのです。

せっかく尿酸値を下げるべく断酒をしても、アイスで血糖値を上げ過ぎたら仕方とは思うのですが…。








明日は我が身

2014-09-29 | 独居中高年
今日も仕事です。

昨夜9時からNHK の「老人漂流社会・老後破産」という番組で、80代前半の3人の独居高齢者が取り上げられていました。

83歳の東京港区に住む男性は生涯独身で来て、年金の10万円が全収入です。
賃貸アバートの家賃を引いた4万円で賄わなければなりませんが、うまく生活設計が出来ないため光熱費が払えず電気を止められています。
貯金がないため月の年金を使い切ると食費もなくなってしまいます。
いわゆるゴミ屋敷状態の部屋で、灯火のない中、唯一の食料である素麺をすする姿は痛々しいものでした。

秋田に住む84歳の女性は家と畑がありますが、収入は年金の2万5千円のみ。
土地家屋を持っているので生活保護を受けられないとかで、その額でひと月を暮します。
食料は畑の周囲の食べられる植物を獲ってくる、自給自足の生活です。
狭心症がありますが医療費が払えないので最小限の治療しか受けていません。

82歳の東京北区に住む女性には関節リウマチがあり、自力の移動はわずかしか出来ません。
収入は年金の7万円のみで、介護サービスを受けていますが、ぎりぎりまで切り詰めています。
足、腕、顔ともかなり浮腫んでいるのは、リウマチの症状と薬の副作用のせいでしょうか。
たまには介護の外出サービスを使って外出をしたい…というのが願いです。

三人を見て感じるのは、現金収入の少なさもさることながら、相談する相手がいなくて窮状を深めていることです。
実際、最初の男性はその後区のケースワーカーが相談に乗り、生活保護の受給が出来るようになったとのこと。

幸い、お三方ともまだ認知面はしっかりしています。
ちゃんとした選択肢の説明があれば、よりよい生活を送れるかもしれません。

ただ、独居で資産もなく貯金も年金も多くを期待できない私にとって、まさに「明日は我が身」の番組でした。
身が引き締まる思いがしました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康にくらせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈りいたします。




900日

2014-09-28 | ほとほと日記
今日と明日は仕事です。

朝、ブログの編集ページを開きましたら、「ブログ開設から900日」とありました。

900日。

おおよそ30カ月。

初めの頃はとにかく毎日がつらく、ブログに気持ちを吐き出すことでようやく生き延びていた…という記憶があります。

もうその頃の文章を読み直すことはめったにありません。

でも、いつまた危機が訪れないとも限らない。

とにかく家族や友人との繋がりを大切にして、仕事の手を抜かず、今日一日だけ生きる…の気持ちを忘れずに行きたいと思いました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが実りある休日を過ごせますように。
お祈り致します。

中高年混成合唱団

2014-09-27 | 家族



今日は仕事はお休みでした。

兄が所属している混成合唱団の年に一度の定期演奏会があり、母と姉の三人で紀尾井町ホールまで行ってきました。

この定期演奏会はこのところ毎年9月に紀尾井町ホールであるのですが、去年は仕事の都合で私は行けませんでした。

二年前の9月の演奏会はやはり母と姉で行き、そのことはこのブログにも書きました。

今回は相撲で言う桟敷席のような、ステージに近い位置で鑑賞したのですが、改めて「ずいぶん高齢化している合唱団だなア」と知りました。

男性二十人、女性三十人ほどの団員が歌っていましたが、四十代と思われる人がそれぞれ二、三人いて、あとの方は、ザッと全て五十代以上と思われました。

兄は今年還暦ですが、年齢からすると真ん中より少し若手では…という印象です。

そして、客席も同じくらいか、それ以上の人生のベテランばかり。

紀尾井町ホールは名門ですが、館内のバリアフリー化はほとんどなされておらず、階段もとても急な造りになっています。

このままだと数年のうちには、演者・観客とも、継続するのに不具合が起こるのでは…と案じられるほどです。

とは言え、年に一度、身内の晴れ舞台が観られるのは、なかなか良いものです。

来年も同じころにこの会場で定期演奏会があるようですが、皆無事に集まれると良いな…と思います。

こういうありがたみは若い頃には全く分からないことで、年を重ねて初めて知る喜びのひとつです。








プロフィール

2014-09-26 | ほとほと日記
今日も仕事です。

神戸で幼い女の子が犠牲になる悲しい事件が起きました。

昨夜七時のNHK ニュースは第一報で容疑者が逮捕されたことを伝えましたが、その冒頭画面にギョッとしました。

容疑者の大きな顔写真のあと「47歳 独身」というプロフィール画面が映っていました。

どちらも交流サイトに容疑者自ら載せたもののようです。

ニュースを観た人には自然とプロフィールと事件とが関連付けられます。

息を潜めてあの画面を見つめていた人が日本全国にたくさんいるだろうなあ…と思いました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。