ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

定例談論会

2013-11-30 | 分かち合い
今日は仕事であるが、終った後に友人たちと定例会を開く。

参加者は、世間の寒風荒波のなかようやく働いている中年独身男性たちである。

談論風発…というわけにはなかなかいかないが、日頃の辛さ哀しみ、ときにはささやかな喜びを報告しあう。

かれこれ四年以上続いている貴重な集まりである。

今夜もまたひとときの温もりと絆を味わってきたい。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちと実りある分かち合いができますように。

お祈り致します。



繋がり方

2013-11-29 | ほとほと日記
今月もあと二日。

今日と明日は仕事だけれど、忙しかった今月の後半を何とか大きな問題なく乗り切れそうだ。

ふと「あと3日でブログ開始から600日」とあるのに気づいた。

長期休職からの復帰が不安で仕方がなく、人の袖にすがるような思いで始めたブログである。

今はその日の思い付きを日記のように書いている。

それを通して家族や友人に無事を報せている…という意味も大きい。

自分の経験から言って繋がっていることが何より大切だから。

今はLine というものがあるらしい。

仕組みは良くわからないが、話を聞くと煩わしそうだなあ…と思っていた。

でも、本当に信頼できる間で繋がることが出来れば、案外命の通信になるのかも…と思い始めています。

何でも使い方ですからね。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。

姫と老親の物語

2013-11-28 | 映画
私は「11月まで東宝系劇場で東宝配給映画を800円で観れる券」を何枚か持っていたので、このところしばしば映画を観に行っていた。

そして今日は11月最後の休みだったが、『かぐや姫の物語』を観てきた。

映画に行くたびにこの作品の予告を観ていたので、ずっと関心を持っていたけれど、ちょっと地味かな…という懸念もあった。

全体に絵柄や色彩が淡い印象だったし、ジブリの二大巨頭の一人とは言え、渋めの作風で知られる高畑勲監督作品だったから。

でも、二時間余り、とても心地の良い時間を過ごすことができた。

確かに色彩も作画も刺激的なではないけれど、それはあくまで『竹取物語』の世界観を表現するためのもの。

人の表情も自然描写も光と影の表現も、とても丁寧で上品に作られていた。

二十代…否、三十代までの私なら、この作風に少し物足りなさを感じていたかも知れない。

しかし今の自分には、目にも心にもとても好ましく覚えた。

冒頭、竹から生まれたなよたけが、養親と暮らす場面。

赤子のなよたけが蛙を追ってハイハイをし、縁側から落ちると、初めて自分の力で立って、あんよをする。

それを見た養親は成長を喜ぶ。

この場面に、五分くらい費やすのである。

赤ちゃんの姿をこれほど丁寧に描いた映画は他には『私は2歳』くらいしか知らないけれど、この丁寧さが、最後のかぐや姫と養親の別れをとても情感深いものにしていた。

この作品はもちろん魅力的な若く美しい姫の話だけれど、同じくらいに、年老いて子宝に恵まれた夫婦の情愛の物語であった。

宮崎駿監督がこの作品を観て泣いたというけれど、確かに色々な別れや断念を知っている世代のほうが感情移入しやすい気がする。

でも、ずいぶんと長い制作時間と費用が掛かっていると聞くと、アニメーション作品なのに中高年向きとは、考えてみればスゴい冒険的な作品なのかなあ…とも思うのでした。




来る人行く人

2013-11-27 | ほとほと日記
今日は私のホームに入居される方がいます。

いっときは入居者が減り、危機感がありましたが、今月は後半だけで三件の入居があり、ホッとしているところです。

皆さん病院から退院してそのまま入居される方。

昔に比べて早期退院を促されていることもあり、これからもそういう例が増えるでしょう。

一方、色んな事情で退去される方も続きます。

来る人行く人…。

老人ホームとはそういう姿を見る場でもあります。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。

寒気来る

2013-11-26 | ほとほと日記
昨日、仕事帰りはやたら風が強かった。

そんなに冷たい風ではなかったが、ニュースで全国的に強風の夜だったことを知った。

そして今週はこれから強い寒気が来るという。

もう12月なのだから仕方ないけれど、ついに冬が来るのだなあ。

いつも「今日一日」と書いて唱えているけれど、「今冬一季」という気持ちで行こう、と思う。

あと何回家族が全員そろって冬を迎えられるかもわからないから。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。