ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

解決

2018-08-31 | 独居中高年
今日は仕事はお休みでした。


8月最後の日でしたが、とても蒸し暑い一日となりました。

でも、良いこともありました。


約二週間前から、私のパソコンのインターネットが繋がらなくなっていました。

接続しようとすると、あるエラーメッセージが出る。

解決策をスマホで調べるとそれらしい指示が書いているのですが、どうも理解出来ない。

どうしたものかと、しばらく迷いながら放置をしていたのです。


8月最後の今日、意を決して、利用している光通信の通信会社に連絡をしました。

電話先の親切げなお兄さんは、「そのエラーメッセージは、パソコン本体に関わるものと思われます」と答えました。

そこで私は、パソコンメーカーの相談センターに連絡しました。

ところが、相談センターは自動音声でよくわからない指示するばかりで、なかなか私の相談を訊いてくれません。

現代文明の迷子ならぬ迷爺になってしまった…と、私は半ば途方に暮れました。


昼食を摂った後、何とか気を取り直して、私は分厚いWindows8.1のマニュアル本を本棚から手に取りました。

四年数ヶ月前に今のパソコンを買ったとき併せて購入したのですが、ほぼ手付かずになっていた書物です。

パソコン全般に極めて昏い私は、半ば諦めながら、エラーメッセージに出て来る謎の単語を調べました。

そして、手探りのように怖々と操作を続けていると…、何とインターネット接続が出来るではありませんか!

過去の人生で、機械系の問題はほとんど他者の力を借りて解決してきただけに、「やれば出来る」という、純粋な喜びを感じました。


これから老いて行けば行くほど、他人に頼れなくなる局面が増えると思っています。

何に困っているかも伝えられなかったりするでしょう。

身寄りのない中高年は、出来るだけ問題に立ち向かう気持ちがなければ、社会的にも肉体的にも経済的にも弱者になる一方だと覚悟を決めています。


そうやっていつも不安でいる私に、今日の出来事は小さな自信を与えてくれたことです。

8月の終わりに

2018-08-30 | ほとほと日記
今日も仕事です。


今日は東京は34度まで気温が上がるとか。

仕事に出かける前からウンザリ気味です。


私は明日は仕事が休みなので、今日が8月最後の出勤。

今年の8月は、目の霞みや腰痛、慢性的な疲労感など、老化が進んだ月として記憶されるかも知れません。

しばらく前から対策のためにサプリメントを飲むようになりましたが、コストが掛かります。

一般就労が出来なくなったら、とうてい購入を続けることはできないでしょう。


定年退職後、身も心も家計も縮小されて、社会の片隅で何とか生存しようともがく自分が見えます。


とにかく、今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。


老後の質

2018-08-29 | 独居中高年
今日と明日は仕事です。


連休明けの仕事の朝は、いつもながら憂うつです。

特に平日連休でしたから、自分がいない間に何か面倒な事態が起きていないか…と不安を抱えた出勤になります。


朝のニュースで、定年を迎えた男性とその奥様が、北海道でバイクツーリングを楽しむ様子が紹介されていました。

男性は65歳と言ってもガッチリして逞しい体つき。

バイクの後部座席に乗った奥様と、走行中も通信機器で色々と会話します。

バイクを下りると、「ケンカしてばかりだけれど、それがまた楽しい」と言います。

そして、やはりリタイア組のバイクツーリストたちと宿泊施設で交流している。

そんなにお金は掛けている様子はないけれど、豊かな老後生活だなあ…と思いました。


加齢すればするほど、その人の過去の生き方が生活の質に反映すると思います。

もう間に合わないかも知れないけれど、これから私には何ができるだろう…と思いました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。



父の卓見

2018-08-28 | 家族
今日も仕事はお休みです。


昨日、家族で父のお墓参りに行った事を書きました。

読んだ方は、墓石が並んでいる通常の墓地を連想したかも知れません。

でも、父のお骨が眠っているのは、ロッカータイプの納骨堂です。

神仏折衷したような外観の大きな寺院が千葉県某市にあり、その中に数百骨を納めた納骨堂が作られているのです。

もう10年近く前、「墓を買った」と言われてそこに連れて行かれたときは、少し奇妙な感じがしました。

でも、今となって、合理的で現実を見据えた選択をしてくれた父に本当に感謝しています。


屋外にあるふつうの墓地だったら、昨日のような猛暑に高齢の母を連れて行く事はとうてい出来なかったでしょう。

何より、私たち兄弟三人には子がないのですから、この先墓の管理はどうしようもない重荷になるばかりだったでしょう。

建物の中にある納骨堂なら、昨日の猛暑も無関係だし、一定の管理費を払えば常にきれいに掃除をしてくれます。

私たちには子供がない…と書きましたが、仮に子供がいる方でも、数少ないお孫さんが祖父母や叔父叔母の墓地の管理にまで関われ…と言うのは理不尽な話だと思います。

父にはずっと土木技術屋として生きてきた合理的な一面がありました。

父は、我が子三人の行く末まで予見して、管理が容易で参るのにストレスのない場所に自らが入る事を選んだに違いありません。


昨日、お参りをしてみて、改めて父に感謝の念が浮かびました。


お墓参り

2018-08-27 | 家族
今日は家族そろって父の墓参りに行きました。

往き帰りとも姉の運転です。

朝8時前からとても暑かったので助かりました。


父が亡くなってもうすぐ半年。

お盆ですから、今はこちらに来ているのでしょうが、一応クリスチャンの私は、父はいつも天国にいて、私たち家族を見守っているイメージがあります。

でも、父のお骨の前で手を合わせると、さすがに父と直接話し合っている感じがしました。


墓参を終えると、実家近くのデニーズでランチをしました。

晩年の父と何度か行ったお店です。

父が好きだったポテトフライとコーンスープを頼んで、家族で食べ合いました。

きっと父も喜んでくれたと思います。


それにしても今日は気の遠くなるほどの猛暑でした。

家に帰って来たのは2時半くらいでしたが、どっと疲れが出て2時間ほど昼寝をしました。

猛暑のおかげでベランダに干しておいた布団がふっくらとしている上にぽかぽかと温かくなっていました。


次に父に会えるのは師走頃になりそうです。