★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

湯村八蹟の地蔵古墳・こうもり塚

2023-03-06 11:02:58 | 紹介

古墳は意外と身近にある!


こんにちは。まだまだ寒い日が続きますね。

市民レポーター野呂貴美恵」です。

 

古墳が身近すぎて、全くノーマークでした。戦国時代を乗り越え、戦争で壊れることなく、歴史的に奥深いものだと知ったので、再度探訪しました。

湯村八蹟の一つである『地蔵古墳・こうもり塚』です。

 

※2022年5月広報紙「とびだせ市民レポーター」で湯村八蹟を訪れています。

古墳からは、造られた時代・埋葬されてかたの権力の大きさがわかります。

古墳の造り方には流行りがあることから、いつの時代のものなのかわかるそうです。

「地蔵古墳・こうもり塚」は、古墳時代後期に造られていた『横穴式石室』でした。

 

この石は、湯村山の石を切り出したもの。

古墳は、勝手にデザインを決めて造れません。大きさも、形も埋葬される方の権力次第。即座に造れるものでもないので、生きている現役の頃から、造らせていたそうです。

地蔵古墳・こうもり塚は個人所有地のため、発掘調査が行われていませんが、甲府市教育委員会歴史文化財課の方から伺った、考察事項を下記に。

【この古墳から考えられること】

・2つの古墳が近くにあることから、埋葬された方は近しい関係性にあったかも。というのも親族の場合は、ひとつの古墳に埋葬されることが多いので、親族ではなさそう。

 

・石室の規模も大きくない。権力の範囲は、そこまで大規模ではなかったかも。

山道をさらに進むと休憩所もあります。

山歩きに疲れたら、ひと休み。

 

多くの古墳は、1500年以上前からある歴史的財産です。

知っているか知らないかで、全く同じものでも見方が変わってきます。この積まれた石たちが今に至るまで、どんな情景を見てきたのか想いを馳せてきました。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かずさんの街散歩 番外編5 | トップ | 『新聞ちぎり絵教室』に行っ... »
最新の画像もっと見る

紹介」カテゴリの最新記事