昨日の稽古は私以外に誰も出席せず師匠と一対一でした。それで熱血指導を受けたわけですが・・。
今後の課題は 「無」の音から入る です。 何なんでしょう?「無」の音って?
分かり易く言えば、吹き始めの音をいきなり出すのではなく音の無い音、つまりは息の音から入るということなんです。龍笛の場合、音の入りは約半音低い音から入り本来の音に盛り上げていくような「ウワァ~ン」といった吹き方をするのですが、さらにその前に音の無い息の音を入れるということなんです。
これまで音の切れるところは洋楽で言うところのデクレッシェンドのようにスゥ~と音が消えるように気を付けて吹いていましたが、音の入りも同じようにするということなのです。笛は音がなってナンボのものですからこれまでこのことを気にしたことはありませんでした。新たな課題をいただいてなんだか初心に戻った気分です。
「ヒラヒラと木の葉が舞うように・・」とか ナカナカ難しいのです。
奥義は「脱力」だとはわかっているのですがこれがナカナカ・・・。