友人の龍笛吹きの人が笛の自作に挑戦しています。
一年以上をかけての壮大な計画のようです。
笛吹きならばきっと一度は自作を考えたことがあるのではないでしょうか?
私も自分で作ってみたいと思ったことはあります。自分だけの為の理想の笛。
それを自分の手で作りたい・・・。
でも笛について勉強するうちにとても自分にできることではない、との結論に至りました。
見た目をそれらしく作るだけならば、いろいろな材料や工具が手に入る現代ですから
ちょっと器用な人ならば難なくできるでしょう。
しかし、それでは何の意味もない。律(音程)と音色、それをいかに作り出すか・・・。
いかに伝統に則って作るか・・・。
全身全霊を傾けないととてもできません。片手間な趣味じゃムリ。
材料の煤竹の選定からはじまって、吹き口や指穴の大きさ・角度と何十回も繰り返す竹の管内への漆塗りと
削りだしによる調律作業。
この作業に終わりはありません。どこで妥協するか、の判断が一番難しそうです。
しかも相手は漆です。漆かぶれとの戦いもあります。実際に友人は漆かぶれで死にそうになったそうです。
最終的には慣れるそうですけど。
製作の話を聞くと、その困難さに驚愕させられますよ!ホント。
でもなんだか楽しそうでもあり・・。
私の今吹いている笛もそうですが、それだけの職人さんの技と努力と伝統の結晶が
せいぜい数十万円で手に入るというのは却って破格なんじゃないかと思うのです。
もしこれが需要の多い洋楽器だったら桁違いの値段になるのは間違いないと思います。
煤竹・漆・桜樺でできているわけですから、材料から見れば工芸品とも言えますもんね。
名管と言われるものはその姿も美しいものです。
完成の日を楽しみに待っている次第です。
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