今回の大震災での被害を見ていてつくづく思いました。
津波は善人・悪人・老若男女分け隔てなく全てをさらっていきました。
そこには仏教徒もキリスト教徒もイスラム教徒も新興宗教の信者もいたことでしょう。
また、家相や風水、各種おまじない的なことにこだわっていた人達もいたことでしょう。
しかし、その全てをさらっていった。
ということは・・それら宗教やおまじない的なことは現世利益に対しては何の役にも立たない、
ということが図らずも明るみになってしまったわけです。特定の宗教の信者だけが犠牲にならなかった
なんて話は聞きませんもん。
生老病死苦はすべて受け入れざるを得ないものであり、宗教はその苦しみを精神的に和らげることににのみ
その存在意義があるのだと思います。現世利益は得られないのです。
震災の状況を見ると、自然そのものが神だという自然崇拝に行き着いてしまう気がします。
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