普段めったに電話などかけて来ないのに、突然親父から電話が来たんです。
何かと思ったら・・・高校時代の親友が亡くなって、そのことを知らせたい友人がいるんだけど
どうしても連絡が取れない。それで「オマエの方からなんとか探せないか？」ということでした。
私と親父とは同じ高校を出てまして、その親父の同級生の息子さんが私の一級上の先輩にいたんです。
部活も一時同じでした。そんなことから声がかかったわけなんですが・・。
もちろん私も全く連絡先など知らず、さてどうしたものかと考えました・・
まず、最後にその先輩が所属していた部の友人に連絡を入れました・・もちろん分かりません。
ＯＢ会にも来たことないし、他の先輩方も付き合いは無いんじゃないかなぁ、との返事。
次にもう一人同じ部の友人へ電話・・これもダメ。
もう一人心当たりの友人へ・・やはりダメ。
でもみんな何とか手を尽くしてみるよ、と言ってくれたのでした。
そして翌朝、一人の友人から連絡が来ました。
「もう変わっているかもしれないけど携帯の番号が分かった」とのことです。
なんでも、先輩に色々連絡とってやっと手がかりを見つけてくれたんだそうです。
親父はその番号に電話して無事友人の死を伝えることができました。
改めて思ったのは、「持つべきものは友人」だなぁ、ということです。
労を惜しまず無償の協力をしてくれる。そのおかげで親父達にも悔いを残さずに済みました。
ただただ感謝です。
普段は疎遠になっていても、いざというときには助け合える。それが友人なんですね。
そんな友がいて私は幸せモノだと思いました。
私も逆の立場になったときには労を惜しまず全力で助けてあげたいと思いました。
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