今、日経新聞の「私の履歴書」でドトールコーヒーの創業者である鳥羽博道さんがその半生を綴っています。その中でとても感慨を受けた言葉があります。
あるコンサルタントの指導で喫茶店を開店した人が商売が上手くいかずに不幸になって行くのに、そのコンサルタントは何も手を打とうとはせずに自分だけは贅沢な暮らしをしているのを見て思った言葉
「人の不幸をつくらない」
そして、亡きお父様の座右の銘でもあった
「至誠通天」
両者とも現在では忘れられがちなことです。
私は学生時代にあまり豊かではありませんでしたので「喫茶店でコーヒーを飲む」ということがとても贅沢なことだったのですが、ドトールコーヒーができて150円でコーヒーが飲めるようになって毎日のように通ったことを思い出します。その裏には創業者のこんな思いがあったのか・・、と感慨深い思いで毎日読んでいるのです。
そんなことを思いながら今朝もドトールでコーヒーとジャーマンドックをいただいたのでした。