社会人になって学んだことの一つに、「Noと言える日本人になれ」ということがあります。
いえ、別に国際的な仕事をしているわけでもなく、普通に国内での営業の仕事ですが・・・(笑)
お客さんとの折衝の中で、「できること」「がんばれば何とかなる・・・かもしれないこと」「できないこと」の区別を、短い時間で判断することが求められるシーンが多々あります。1番目はやればいいですし、2番目もまあ、正直に伝えるべきですよね。やれるかどうかわかりませんが・・・、と。
問題は3番目。日本人の感性では、面と向かってお願いしてくる人に対して「No!できません!」と返答するのは「角が立つ」なんて言い方をしたりしますよね。でも、プライベートでは「考えてみるよ」なんて緩やかに会話しながら”暗に悟ってもらう”ことを待ったりしてもいいのかもしれませんが、ビジネス上ではお互い時間のロスにしかなりません。なので、「できない」あるいは「(利益にならないから)やりたくない」という話は、さっさとしてしまうべきなのです。
No!と言うことで関係が悪化するような商売相手ならば、所詮その程度の関係でしかないということです。
その局地戦ではNoでも、また次の商売があるはずです。そこだけは欧米風に(?)はっきりさせるように心がけていきたいと思います。