「自分らしさ」・・・？

体育会学生の就職活動でのサポート活動を続けています。
学生達にとって厄介なのは、幼稚園や小学校から中学校、高校、大学までずっと、授業の中では「みんなと同じ」行動を取ることをひたすらに求められ続けてきたのに、いざ就活になると「あなたの個性は？」「周りと何が違うの？」みたいなことをガンガンに突っ込まれるようになる、という歪んだ事実です。

企業側からすると、同じようなタイプの学生ばかり採用しても仕方がないので、ちょっとでも個性豊かな顔ぶれにしたい、という気持ちはわからなくはないのですが・・・。日本の学校教育でずっと皆と同じ服装をして、同じ髪型をして、同じ授業を受けて、っていうことを「ルール」として受け入れてここまでやってきたのに、突然そんな個性をPRして！と言われても困惑するのも致し方ありません。

大体、就職活動だって周りと同じリクルートスーツを着て、判ををついたようにどの企業も同じような面接をして、マニュアルに沿って自己PR、志望動機を語ることで内定を与えてきた、という側面はありますので、いきなり「個性！キャラクター！」と求めるのは酷だと思うのです。

せめて、あのリクルートスーツだけでも撤廃したらどうですかね？人間、単純なもので服装が変われば気持ちや性格まで変わっていくと思うのですが