僕らが高校生の頃までは、パソコンはおろか、ケータイも普及すらしていない時代でした。
せいぜいポケベルの原始的なやつがちょこっと流通していた程度で。
なので、友達との約束は原則的に「守る」ことが求められたわけです。
待ち合わせ場所に向かう際に「ちょっと遅れるわー」なんてメールを送ることもできないわけですから、時間は守っていた気がします。実家に電話して、互いのお母さんを伝言板代わりに使うしかなかったんですよね（笑）。
そんなわけで、中学、高校時代の友達って、卒業後はもうほとんど連絡も取ることがなかったんです。
実家の電話も変わっているかもしれませんし、数年ぶりに突然電話するのも何か不自然で・・・。
ところが、最近はfacebookのおかげで、ちらほら懐かしい顔と再会することができるようになりました。
”あれ？この名前、見覚えあるぞ”って。15年も20年も昔の記憶なので、呼び戻すのにも時間がかかったりするわけです
「久しぶり！元気？」って、簡単なキャッチボールをするだけでも、僕らの世代にとっては本当に嬉しいことです。若年層よりもSNSが支持され続けるとしたら、こういう価値提供ではないかなと思います。
