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名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

芥川賞受賞作を読んで

2012年02月14日 | セカンドルーム

 

今日は冷たい雨のバレンタインデー。
チョコに縁が無くなって久しいが、たまたま名古屋にいたので、小さくてかわいらしいのを4個貰った。


すべて家族チョコ?で、ドキドキ感は無いが気楽に食べられる。

芥川賞の受賞作が掲載されている文藝春秋の3月号を買ってきた。


本屋にはたくさん平積みされていて、買う人も多く人気があることがうかがえる。
田中慎弥の「共喰い」を一読したが、好きになれない作品であった。
川辺の暗くて澱んだ情景や、人物の描写はうまく表現しているが、内容は最後までなじめなかった。
水上勉や松本清張の土着性の強い陰鬱な暗さは、ストーリー展開の上で欠かせない設定であるが、田中作品のセックスと暴力の描写は、救いようの無い暗さだけが尾を引く。
この部分が作者の個性であり評価された点だろうが、自分の好みは譲れない。

円城 塔の「道化師の蝶」は、物語の展開が冗長で解らないので面白くない。
いつまでたってもストーリーが見えてこないし、読み続ける根気も失せて、途中で投げ出してしまった。
作者と次元が違いすぎて、読ませて引き込む魅力を見出せなかった。
選評も様々で興味深く読んだが、好きでない石原慎太郎氏の酷評が最も的を射てたように思う。
前回の受賞作でも感じたが、芥川賞作品は、はるか遠い存在になってしまった。

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OB会のパソコンサークル

2012年02月13日 | セカンドルーム

 

名古屋の天気は下り坂で、朝から雨雲が低く垂れ込めている。
外へ出る用も無いので、午前中は確定申告書の作成をした。
電卓を叩きながらの作業は毎年のことだし、新しい要素も無いので簡単に記入できた。
本業を減らしているので、売り上げは減少するが、経費が比例して減ることは無い。
毎年数字を見ていて、ぼつぼつ手仕舞いをしようと思うのだが、いまだにずるずると続いている。 他にやる仕事も無いので、足腰の動く間は細々と続けようと思ったりしている。

午後は、もと会社OB会のパソコンサークルの例会があったので出席してきた。
今日は16名のメンバーが参加して、パソコンや周辺機器のソフト・ハードに関する情報交換や、問題解決など多岐にわたるテーマで進められた。
最近はパソコンとその他の情報機器との境目が無くなりつつあるが、この場でもスマホやタブレット端末に関する話題が飛び交った。
ついていけない部分も多いが、リタイアした人たちが先端の機器に取り組んでいる姿を見ているだけで良い刺激になる。


今年最初の例会ということもあって、ホテルの夕食まで付いた。
おいしい食事と良い情報や刺激をもらい、山里から出てきた甲斐があった。


帰りは案の定、冷たい雨が降っていた。 飛騨はおそらく雪になっているだろう。

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名古屋の休日

2012年02月12日 | セカンドルーム

 

避寒のつもりで来た名古屋だが、伊吹おろしがとても冷たい。
堀川河畔の四季桜は、盛りを過ぎたのか色あせた花びらが水面にたくさん浮かんでいた。
見た目は春を思わせる風情だが、風の寒さが身にしみる。

遊びに来た孫たちを連れて栄まで出かけたが、寒風にもめげず人出は多い。

 


オアシス21でトランポリンをやったり、ポケモンセンターを覗いたりと、人ごみの中をひとしきり歩いてきた。

 


家に帰ればユキも仲間に加わり、久しぶりの賑やかさに、いささか興奮気味。
夜にはもう一家族が合流して、てんやわんやの夕食会。
来て嬉し、帰って嬉しい孫台風? の一日でした。

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雪の飛騨から晴れの名古屋へ

2012年02月11日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の雪は例年並みかそれ以下であるが、寒さは去年に比べると厳しいように感じる。
いったん寒気が緩んだ後に、また強い寒気がやって来るので、体感的に寒く感じるのかもしれない。
北陸や東北のようにいつまでも雪雲が居続けて大雪になることはないが、断続的な雪降りが何日も続いている。


雪の質もさらさらの粉雪で、雪合戦の玉も作れないし、雪だるまも水をかけて凍らせないと崩れてしまう。
運転中に、道路の除雪部分から外れて吹き溜まりに突っ込むと、さらさらの雪は抵抗が無いのでタイヤが空転して抜け出せない。
同じ雪でも地方によってずいぶん違いがあるようだ。

いつものように「せせらぎ街道」を通って名古屋へ来たが、踏み固められた雪の路面がてかてかに光っていた。
急ハンドルや急ブレーキをかければ間違いなくスリップするので、スピードは出せない。
よくセンターラインを越えて対向車と衝突する事故が起きるが、わき見よりは急ブレーキが原因だと思う。
前方からスピードを出して走ってくる大型トラックやバスとすれ違うとき、怖くて思わずブレーキを踏もうとすることがある。
ゆっくり走っていれば、そのまますれ違ったほうが安全である。
先行車が頻繁にブレーキをかけながら運転しているのを見かけるが、出来る限り車間距離を置いて走るようにしている。


冬の難所の西ウレ峠や坂本トンネルを過ぎれば、雪も少なくなりほっとする。


今シーズンも事故が無いことを願いながら、青空の広がる名古屋に無事に着いた。
 

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スギ花粉が飛び始めた?

2012年02月10日 | セカンドルーム

 

ここ数日はスギ林の近くを通ると、鼻がむずむずし、目もしょぼしょぼする。


家の裏のスギも樹齢が40年を越して、赤茶けた雄花がたくさん付いている。
この寒さでスギの花粉は飛んでいないと思うのだが、毒々しい雄花を見ただけで目や鼻が過剰に反応するようだ。
念のために岐阜県の花粉情報を見ても、やはり高山の飛散数は0だった。
どうやら花粉を意識しすぎて、パブロフの犬が唾液を出すように、スギの雄花を見ただけで鼻水や涙を出すのかも知れない。


雄花を手にとって見ても殻は固く閉ざしているし、振っても花粉が飛ばないので、飛散は例年通り2月下旬あたりになりそうだ。
林野庁は、原発事故の警戒区域にあるスギの雄花から最大で1キログラム当たり25万ベクレル余りの放射性セシウムが検出されたが、健康に大きな影響はないと報告している。
花粉症は大気中の汚染物質によって症状が悪化すると言われているので、健康に影響が無いとは言い切れないと思う。
雄花の一粒に40万個の花粉が入っているので、汚染されて一斉に飛び出す光景を想像しただけでくしゃみが連発しそうだ。
これといった対策は無い中で、セシウムを吸着するマスクがよく売れているようだ。
安い使い捨てのマスクで間に合わせていたが、値段の高いセシウム防除マスクを使うことになったら余分な出費となる。
よもや東電が補償することはないだろう。
春は待ち遠しいが、いやな季節の前触れを見てしまった。

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平湯温泉・巨大かまくらの崩落事故

2012年02月09日 | セカンドルーム

 

飛騨地方も冬型の気圧配置で、細かい雪が降り続いている。


先日の寒気に比べればいくらか穏やかで、大雪になることはなさそうだ。


昨日の午後、平湯バスターミナルの巨大かまくらの崩落事故が起きた。
先週の2日に平湯温泉へ行った時には、高さ10メートルほどの雪の山が出来上がっていた。
雪が固まったところで、中の雪をかき出して人が入れるスペースを作るところまで準備が進んでいた。


去年の2月10日にたまたま立ち寄ったら、15日から始まる「平湯大滝結氷まつり」に備えてシャベルカーで中をくり抜く作業が終らったところだった。 中を覗いたら、想像以上に広く、十数人が入れるほどの大きなドームになっていて、中で地酒を振舞ったり、ミニコンサートを開く予定だと係りの人が話してくれた。
飛騨各地では日本一を競うかまくらを作って、観光地の呼び物にしていたが、この種の事故ははじめて聞く。
原因を究明中だが、寒気が緩んで雨が降ったのが影響したのだろうか。
奥飛騨温泉郷の中尾温泉でも「かまくらまつり」が開催中であったが、急きょ取り止めになった。
ほんのりと明かりが灯るかまくらの中で、温かい甘酒を飲んだことを思い出す。

庭にうず高く積もった雪を除けて、かまくら作りを始めたところであったが中止することにした。


雪の山をくり抜く平湯方式ではなく、雪を固めたブロックを積み上げて作るイヌイットのイグルーである。
ドーム型に上を少しずつ絞りながら、天井までブロックを積み上げる計画であった。
ブロックの間に水をかければ固く凍るので、崩落することはないと考えていた。


直径2メートルほどの大きさで、土台部分を2段まで積み上げたが、今朝見たら半ば雪に埋まっていた。
来月の初めに、雪ん子たちが遊びに来るので、雪遊びの呼び物にするつもりだった。
作業中に埋まっても近くに助けてくれる人もいないし、子供たちを巻き添えにしたら元も子もない。
不安定な天候で、思わぬ事故にあわれた方はお気の毒でならないし、雪や氷を呼び物にした観光地にも、様々な影響をもたらしている。

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野生動物との共生

2012年02月08日 | セカンドルーム

 

季節外れの雨で、道路がシャーベット状のでこぼこ道になっていたが、昨夜の雪できれいに覆われていた。
今日も小雪が舞っていたが、強い寒波は南下中で、今夜から本格的な雪になるようだ。
毎朝散歩をしていると、雪面に刻まれた動物の足跡をたくさん見かける。


大小さまざまな野生動物が、夜間や早朝に動き回っている様子が手に取るように分かる。


2月15日までは狩猟期で動物たちは警戒しているが、休猟期に入れば、カモシカが麓に下りてきて、苔や草の芽などを食べている姿をよく見かける。


カモシカは他の動物と違って警戒心が薄く、余ほど近づかない限り逃げることはないので、この付近でもよく出合う。
イノシシと違って、目がとても穏やかで荒々しさはなく、毅然とした姿に気品すら感じる。

特徴のある偶蹄目の足はアイゼンの爪のように頑丈で、険しい岩壁も簡単に登っていく。
寒い冬に、崖の上などで立ったまま動かないカモシカを、猟師は「アオの寒立ち」と呼んで格好の獲物としてきた。
カモシカは特別天然記念物として保護されている一方で、植林地の苗や農作物の食害を防ぐため、一定数の捕獲が許されている。

この集落でも7頭の捕獲が許可され、食害動物の防除と、保護・繁殖という相反する課題の中で、数少ない猟師が狩猟に携わっている。
2年連続で田んぼに侵入されたり、豆やトウモロコシの苗を食べられたりしてしているが、イノシシほど荒っぽさは無く上品?に食べていくので心底憎めない。
森が荒れ耕作放棄地が増える中で、野生動物との共生の難しさを感じるのはいつものことである。

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山里に一足早い春の兆し?

2012年02月07日 | セカンドルーム

 

今日も細かい雨が降ったり止んだりのすっきりしない一日だった。
気温も高めで、屋根の雪が解けて軒下に雨だれが滴り落ち、たまにドサッと雪も落ちてくる。

薪ストーブの煤取り口の蓋が、気温の上昇と凍結した木酢液の重みで落下していた。


蓋には穴が開いていて木酢液が下に落ちるようになっているが、氷で穴が塞がれ煙突内で木酢液の氷柱が出来ていた。


道路はシャーベット状に解けてぬかるみ状態になっている。


アイスバーンの道も雪解け水に浸食され、何本もの支流を集めて渓谷に流れ落ちていた。

氷の下は空洞になり、激しく水が流れている。


渓谷も水量を増し、にごった濁流が渦巻いていた。


崖には、緩んだ雪塊が転がり落ちて、あちこちに痕跡が残っている。
これらの現象は春の雪解けの頃に見られるが、一時の寒気の緩みで春を垣間見ることが出来た。
山里は、今夜から再び寒さが戻ってくる。
春の兆しは夢まぼろしで終わるようだ。

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枝から雪塊が落ちてきた

2012年02月06日 | セカンドルーム

 午前中に降っていたみぞれが小雨に変わった。


この時期に降る雨は厄介で、屋根に積もった雪を重くし、緩んで落下しやすくなる。 路面の雪も固まって処理にも手間がかかる。


今朝、林道を散歩してドサッと音がしたので、振り向いたら雪の塊が落ちていた。
低い木の枝から軟らかい雪面に落ちたので原形をとどめていた。
踏みつけたら簡単に崩れたので、この程度なら石頭でなくても怪我をすることはなさそうだ。

上を見上げると、大きな雪塊が木の枝にたくさん乗っている。


バランスよく乗っている間はいいが、何かのはずみで大きな雪塊が落下し、直撃でも受けたら大事だ。
雨を含んだ雪塊が氷塊に変身して落ちてきたら、その破壊力は雪塊どころでないだろう。
雪崩・落雪」注意も出ているので、ばらくは上を向いて歩いた方がよさそうだ。
東京スカイツリーでは、鉄骨に積もった雪の塊が風に舞って、地面に落下したと伝えていた。
風に舞って落ちる程度なら話題の提供で済むが、災難は予想外のところに潜んでいるので恐ろしい。

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山里の雪上運動会・高山市立岩滝小学校

2012年02月05日 | セカンドルーム

 

岩滝小学校は乗鞍岳西麓の高台にあり、児童数26名の山里の小さな学校である。


カモシカやキツネが校庭に遊びに来たり、校舎の前のおんこ山はでは山菜が採れ、冬にはスキーやそり遊びが行われる。
恵まれた環境で育つ児童たちは元気で礼儀正しくて、すれ違う時は大きな声で挨拶をしてくれる。
都会では登下校の児童たちと気軽に挨拶をしたり、会話をすることに躊躇するが、ここでは何の違和感もない。
学校行事も父兄や住民が多く参加し、暖かい目で見守られてすくすくと育つ岩滝の子供たちに、懐かしい教育の原点を見る思いがする。
今日は恒例の雪上運動会が行われ、父兄や住民も参加して全員雪まみれになって楽しんでいた。


親子ドッジボールでは、滑ったり転んだりしながらチームプレーで競っていた。

熱戦を繰り広げるコートの脇では、将来の貴重な新入児童が、雪のしとねで昼寝?をしていた。


帽子取り騎馬戦は、体格の良い高学年の子供を背負ったお父さんの足がもつれる姿もほほ笑ましい。

ハイライトは、「おんこ山」から滑り降りるタイヤそり競争だ。


お父さんのお腹にしがみ付く女の子や、スリルに悲鳴を上げるお母さんを励ます男の子など、全員がスピード滑降を競った。


校長先生をはじめ、先生方も児童をお腹に乗せてたり、背中に乗せたりして滑降していく。
先生方のそりに向かって、児童や父兄からは応援の雪つぶてが、ひときわ多く飛び交っていた。


最後のプログラムは宝探しで、雪に埋まった宝を見つけに、全力疾走で宝の山へ向かった。

探しあぐねていた最後の一人も宝を見つけて、無事に閉会式を迎えた。
文字通りのスキンシップ雪上運動会が、寒さを吹き飛ばして熱く繰り広げられた>http://www.youtube.com/watch?v=dCNOOUrcEU8&feature=bf_prev&list=UL8ObfRjrPu2s&lf=mfu_in_order

 http://www.youtube.com/watch?v=2X4wxbIb8xQ&feature=youtu.be

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薪ストーブがフル稼働

2012年02月04日 | セカンドルーム

 

飛騨の青空は昨日だけで、今日は雪が降ったり止んだりの暗い一日だった。
朝方は雲間から僅かに日差しが見えたが、すぐに厚い雲に覆われて小雪が舞い始めた。

ここ数日は真冬日が続いているので、ほぼ24時間薪ストーブの火を絶やすことがない。
寝る前や外へ出るときも、薪を2~3本ストーブにくべて空気孔を絞っておけば、炭になって長時間燃え続けるので、部屋の暖かさが保たれる。


こういう使い方をしていると、薪はどんどん減っていくが、心地よい暖かさにはかえられない。

部屋と窓の外へ薪を運んだが、この寒さが続けば1週間はもたないだろう。
ここでは5月の連休までは暖房が手放せないが、これからは日が高くなり使用時間も短くなっていく。

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犬も震える寒い朝

2012年02月03日 | セカンドルーム

 

昨日の夕方、雪の降りしきる中を除雪車が道路の雪をかいていった。
早朝から夜まで、連日大活躍をしている。

寒波はひとまず去ったようで、今朝は久しぶりに青空を見た。
放射冷却のせいなのか、冷え込みだけは相変わらず厳しい。
少し太陽が高くなって、7時半ごろに東の山から顔を出すようになった。

西や北の山の尾根を照らしていた陽光が田畑にも届くようになり、立春を境に我が家の庭や部屋にも陽射しが少しずつ入ってくる。
山里に暮らす人たちは、部屋に差し込む陽射しを畳の目を数えながら春を待つと言われるが、その気持ちがよく分かる。


朝夕の散歩は、余ほど悪天候でない限り行くことにしているが、今朝のようにマイナス10度を越していても、青空を見ると気分的に暖かく感じる。
犬は寒さや冷たさを体感だけで感じるようで、震えたり体を丸めたりして寒さに耐えている。

散歩をしていて、足が冷たくなると片足を交互に上げては休んでいる。
辛そうだったので、古靴下を輪ゴムで止めて履かせてやったが、すぐに外してしまうし、コートを着せても器用に脱いでしまう。
人間が思うほど、犬はひ弱ではないのだろうか。
散歩から戻ってくると、両足の肉球を盛んに舐めて手入れをし、小屋の藁布団は鳥の巣状にして寒気を防いでいる。
ヒビやアカギレが出来ている様子も無く、きれいな足の裏をしている。
食欲も旺盛で、冬は少し量を増やしているが、飲み込むようにして一気に食べ尽くし、いつまでも食べ終わった食器を舐めている。
少しメタボ気味だが、防寒用の皮下脂肪を貯め込んでいるようだ。
犬なりに寒さ対策をしているので、余計なお節介は迷惑なのかもしれない。

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平湯温泉で雪見風呂

2012年02月02日 | セカンドルーム

  ひらゆの森

 天気予報は、今日が最強寒波のピークと言っていた。
雪は降ったり止んだりだが、寒さだけは相変わらず厳しい。
薪ストーブの脇でゴロゴロしているよりはと思って、平湯温泉へひとっ走りしてきた。

国道158号線は除雪してあったが、路面の雪は固まり、カーブや坂が多いので緊張する。
道端の温度計はマイナス13度を指していたので、路面は凍結状態だろう。

平湯あたりも、いつもは行き交う車が多いが、悪天候のためほとんど走っていなかった。


平湯民俗館の中にある露天風呂に入るつもりで行ってみたが、氷点下の脱衣場へ入った瞬間に、あまりの寒さで裸になる気持ちが萎えてしまった。

お湯は熱いくらいで気持ち良さそうだったが、ヒートショックでひっくり返っても助けてくれる人が居ないので、寸志だけで入れる鄙びた露天風呂はパスした。


お馴染みの「ひらゆの森」は、スキー客も宿泊客も来る時間でなかったので空いていた。

広い内湯でしっかり温まってから、露天風呂巡りをした。

熱い温泉につかっていると、顔にかかる雪が気持良いし、湯船を独占して思わず鼻歌が出てしまった。
岩風呂やヒノキの風呂など大小いろいろなタイプがあり、源泉も数本あるので白濁した湯や無色透明、硫黄の匂いの強い湯などが楽しめる。

広い敷地の中には合掌造りを移築した休憩処やレストラン、板倉風の宿泊用コテージが点在し、それぞれ渡り廊下でつながれている。


フロントやロビーのある建物は、江戸時代の重厚な古民家で、栗の大木を使った柱や梁組みは見応えがある。
入浴料500円と昼食代800円で、身も心も満たされてきた。

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遭難の危険は雪山だけではない

2012年02月01日 | セカンドルーム


2月の朝も、降りしきる雪の中で迎えた。


上空では風が唸り、屋根や枝の雪を吹き散らしていく。
玄関から道路までの雪かきをしたが、すぐに元に戻ってしまいそうだ。

一仕事が終わって、ユキと目が合うと盛んに伸びをして散歩を促している。
コートをはおって出かけたが、細かい雪が襟元から飛び込んでくる。


ユキも吹き溜まりにはまったりして、もがきながら這い上がってきた。
テレビで半身が雪に埋まると身動きが取れないと伝えていたが、北陸の湿って重い雪では、セメントで固められたようになるだろう。
雪崩に巻き込まれたことはないが、滑落して雪に埋まったときは、抜け出すのに苦労したことを思い出す。


家の脇を流れている水路もほとんど雪に埋まって、道路との境目が分からない。
踏み抜いて雪のトンネルに吸い込まれたらひとたまりもない。
雪山でスノーブリッジを渡ることもあるが、崩れて谷に落ちる人もいるので、地形や雪の厚みなどを見極める必要がある。
屋根は雪止めがあるので一挙に落ちることはないが、雪庇のせり出しや氷柱の落下には注意しなければならない。
山でも尾根から張り出した雪庇を踏み抜いて滑落したり、雪庇の落下で雪崩を誘発して遭難事故を起こすことは稀ではない。


先日雪下ろしをした屋根から少しせり出しているので、ぼつぼつ要注意だ。

近くの空き家は今にも落ちそうで、ちょっとした風や振動、大声でも上げたら落下しそうだった。
雪による遭難は冬山だけでなく、雪国で暮らす人たちを命の危険に晒らしている。
午後には青空が広がったが、それもつかの間で、再び雪雲が流れ込み、横殴りの雪が降ってきた。

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