京都御所では、昨年10月に行われた徳仁親王殿下が新天皇に即位された事を内外に宣言する「即位正殿の儀」に使われた高御座が公開されています。
また、御学問所では「即位正殿の儀」における服装を着た人形が展示されています。
一応、一日の人数制限はありますが、直ぐに見学できます。
入場整理券を頂き、いつもの清所門から入場します。
手荷物検査を受けて御所内に入ると立派なカラー刷りの小冊子「高御座と御帳台」が頂けます。
拝観コースはいつもと同じですが現在、清涼殿の屋根の葺き替え工事中でこちらだけが見学が出来ません。2022年度に終了予定だそうです。
宜秋門(ぎしゅうもん)です。
かって自由拝観が開始される前の春と秋に行われていた京都御所一般公開ではこちらの門からの入場でした。
御車寄です。
時代の流れですね。皇族の方々も車で来られるようになり、こちらの新車寄が新設されました。
京都御所の正門建礼門です。
天皇・皇后両陛下はじめ外国の元首クラスの方々しか通れない日本で最も格式ある門です。
承明門から見た紫宸殿です。
先日に書いた「閑院宮邸跡」の閑院宮家出身の光格天皇の尽力で有職故実に基づいきかっての規模へと復元されました。
ちなみに仁和寺金堂は江戸時代の紫宸殿を下賜された貴重な遺構ですが現在の京都御所紫宸殿と比べて随分と小さいのがお分かりになると思います。
階段下まで近づくことが出来ますが肉眼では良く見えないです。
承明門周りの回廊や御殿では「即位正殿の儀」の様子のパネル写真の展示や小御所では弓、太刀、桙(ほこ)、楯(たて)、鉦(しょう)、鼓(こ)などの威儀物(いぎもの)が展示されていました。
また、御学問所では「即位正殿の儀」における服装を着た人形が展示されています。
御常御殿前田の御内庭です。
拝観コースは通常通り御常御殿で引き返し清所門から退場します。
古式に則った「即位正殿の儀」の一端を見たようで感動を覚えました。
願わくば「即位正殿の儀」始め、即位に関する儀式を京都御所で実施してもらいたかったです。
大正天皇の御大典の時とは違い、大宮御所の耐震化も済み、海外からの賓客が宿泊されるにふさわしい高級ホテルも沢山と出来ています。
環境的には全く問題が無いと思うのですが、、、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます