高校公民Blog

高校の公民科(現代社会・政治経済・倫理)教育に関連したBlogです

英語力 6 デバイドの意味

2007-04-29 21:04:52 | 教科指導論
■私たちは、まっさらな板を前にし、彫刻刀で一本一本筋を入れていったとき、事前と事後の板の変化の中に私たちの労働の成果を確認できます。「これがオレの能力だ!」と。では、英語力の場合はどうでしょうか?事前の生徒と事後の生徒で、私たちはその成果を確認できるのでしょうか?個別なら別ですよ。集団として、私たちが、成果を確認することはできません。それは、そのくらい、集団としての英語教育が構造に支配されている。ある意味で、カルヴァニズムの予定説ではありませんが、結果が決定されているからなのです。■その中で、自由の余地は何なのか?それは、サルトルばりにいうなら、選択の帰結でしかない、その帰結を左右する効用だ、というのが、私の結論です。で、その測定ができるのは、学年制の学校ではありません。単位制というシステムしかない、というのが、私の結論ですね。 . . . 本文を読む
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