高校公民Blog

高校の公民科(現代社会・政治経済・倫理)教育に関連したBlogです

『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』予告編

2016-07-03 21:02:51 | 映画・演劇・ドラマ

クドカンの仏教入門、ハードロックミュージカル

なかなか楽しい映画です。予告編を見てもたぶん、あまり期待をしないかもしれませんね。
どうでもいいことからいえば、さすがに長瀬智也クンは本物のギターを奏でてくれます。
神木クンも練習しましたねえ。
ミュージカルです。そして、仏教の輪廻や、成仏という問題を伏線に、物語はとても仏教的に構成されています。
音楽もいいですよ。

『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』予告編

残念


残念という言葉がありますね。
思いを残す、ということです。

昨年地上波でオンエアされた「流星ワゴン」はそういう意味では大変シリアスな仏教物語です。これはまたあらためて解説しますが、物語の通底音はやはり〈残念〉なのです。

[新番組]主題歌サザンオールスターズ! 2分でわかる 『流星ワゴン』1/18スタート! 重松清の大ベストセラー初映像化【TBS】

人生に思いを残す。私たちは、人生を残念として通過しなければなりません。そして、それは、反復する。成仏とはその残念が消えた状態を意味します。
それぞれの人たちが残念な思いをかかえ、いったいそれがどのような連鎖で果しえなかったのか、を人生で問うことになります。
こうした残念な人生の成仏を、ロックミュージカルでコメディに描いたのがこの映画です。仏教を勉強するにはまたとない、映画です。

主人公は、なんと修学旅行の途中でバスの転落事故で死にます。
大好きなあの子とキスもしないのに、そうです、

「too young to die= あまりに若いので死ぬことができない」

のです。その残念という思いをめぐって物語は進行します。その主人公のまわりの人間模様がまたおもしろい。
ぜひおすすめです。
  

↑ ↑ ↑ ↑    
よろしかったら、クリックをしてください。ブログランキングにポイントが加算されます





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いじめ学の文献――青年期の社... | トップ | 宮台真司――青年期の社会学 ③ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画・演劇・ドラマ」カテゴリの最新記事