昨年起きた、尖閣諸島での海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件
その衝突ビデオをYouTube上に公開し
国家公務員法違反となった後に海上保安庁を退職した
元海上保安官一色正春氏の手記。
彼が、このビデオを公開するに至った経緯と
公開後に彼の身に起きたことが詳しく記載されています。
この事件については、いろんな評価があると思います。
半兵衛は
よくぞやってくれた!
と思っていますが。
この本によると
彼はビデオを公開すると、いずれは流出元が必ず突き止められると覚悟していた様で
同僚などには一切相談もせずに公開に踏み切ったそうです。
個人的な疑問としては
そこまで覚悟していた人が
何故に
sengoku38
などというハンドルネームを使ったのか。
実名で良かったんじゃないの?と思うのですが
そのことについては、記されていませんでした。
よくわかりませんが
彼曰く「ハンドルネームの意味についても墓場まで持っていく」とのこと。
この事件が起きて
今、日本の国境付近で現実に起きていること
国を守るために、国民が真剣に考えなければいけないこと
そして、現在の政権与党の頼りなさ
よくわかったと思います。
最近、一色氏をテレビでよく見るようになりました。
とても頭が良く、ごく普通の感覚を持っている人だと思います。
今後の彼の多方面での活躍に期待したいと思っています。
何かのために senngoku38の告白
読書期間:7月10日~7月15日
評価:4.2点(5点満点)