昨日と今日は、何となく体調もすぐれなく、たくさん録りだめていた年末年始のテレビの特番を視ていました。
特に印象に残ったのが、12月28日にTBS系で放映された情熱大陸extra。
昨年の10月から行われていた、将棋の第21期竜王戦を追ったものでした。
この竜王戦は、竜王の渡辺明、挑戦者の羽生善治のどちらが勝利しても、初の永世竜王となることから、非常に注目されていました。
戦いの方は、羽生名人が第1局~3局まで3連勝しましたが、渡辺竜王が第4局~7局までを4連勝、見事な大逆転劇で勝利をおさめました。
当時、このニュースを聞いて
あの羽生でも3連勝の後、4連敗もするんだなぁ~
と思っていたのですが、今回放映された番組を視ると、勝敗の流れはほんの少しの時間で変わったようです。
その第4局の終盤、攻勢だった羽生名人を奇跡的に大逆転した渡辺竜王。
キーワードは
押せ押せで攻め込んでくる羽生名人の攻撃が、この禁じ手に繋がる可能性があることに気づき、そのように導いた渡辺竜王の閃きと技術。
負ければ終わり、もう後がないという絶体絶命の状況下でも、決して諦めなかったことが生んだのではないかと思います。
本当に凄いと思い、妙に心打たれました。
その後、流れは羽生名人から渡辺竜王へ傾き、遂には奇跡の4連勝に。
後世にも語り継がれる、竜王戦だったようです。
ところで、幼い頃より将棋をやってきた半兵衛ですが、この「打ち歩詰め」という手が禁じ手であることは、今日始めて知りました。。。