この年は、セカンドチームのFW最前の選手に戻ってプレー。
この年から札幌OP大会は、初日の予選リーグを勝ち上がったチームが、次の準決勝リーグでどのリーグに入るかを抽選で決める仕組みになりました。
予選リーグを1位抜けした我がチーム。
準決勝リーグで待ちかまえていたチームは、シードチームの第N回優勝札幌チームでした。
(誰だ?くじ引いたの?!)
当時は、まだ札幌OPでも昭和新山本選でも優勝経験はなかった同チームですが、既に道央ブロックを代表する強豪チーム。
前年に、シードチームと対戦したときとはちょっと違う気持ち。
どちらかというと、やれるだけやってみよういう気持ちでした。
試合は、敗戦。
準決勝リーグを1位通過できなかったため、本選出場権が獲得できませんでした。
あぁ~、今年は昭和新山行けないや・・・
悔しさと、凹んだ気持ちでいたところに
半兵衛さん!本選行けるって!!
チームのメンバーからの知らせ。
何でも、推薦枠が与えられたそうで。
負けたのに出場権獲得。
ちょっと複雑ではありましたが、やっぱり嬉しかったです。
迎えた本選。
2日目の準決勝リーグで、後にこの大会で3位の結果を残すことになるチーム広島'96と対戦。
前日に、このチームの試合を観戦したところ、相手への集中攻撃を得意とするチームであることがわかる。
対戦の日の朝、宿泊していた部屋で先輩に聞く。
あの集中攻撃を避けることは難しいと思うので、攻撃されたらシェルターに張り付こうと思うんですが、練習したこともないので・・・
半兵衛、こうやるんだよ。
急遽、部屋の壁を使って、張り付きのレクチャーを受ける。
壁に張り付いてあぁだこうだ言っている2人。
きっとおかしな光景だったことでしょう。
そんな付け焼き刃の作戦ではありましたが、教えの通りに試合で実践してみると、見事に相手の攻撃を全て避けきっちゃいました。
このとき、唯一試合が行われていたのが、我々のコート。
大勢の人が、このコートを囲んでいました。
攻撃を避けたときに沸き上がる歓声。
結局、試合には負けちゃったんですけど、プレーの成功と大歓声で、とっても気持ち良かったのを覚えています。。。