かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

原発事故で死亡者はでなかった?

2013-06-19 15:02:52 | 原発・エネルギー問題

原発事故で死亡者はでなかった?

自民党の高市政調会長が兵庫県内の会合で「『事故を起こした東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況ではない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない』と原発再稼働を目指す考えを強調した」(朝日新聞)そうです。

許せない発言です。

原発事故のあと、福島県の震災関連死は1415人、震災に関連する自殺は29人となっています。
国会事故調報告書は、福島第一原発から20キロ圏内の七つの病院と介護老人保健施設で「救えなかった60人の命」があったとしています。

放射能の影響で多くの人が今まで住んでいたところ追い出され、狭い、住環境の悪い仮設住宅での暮らしを余儀なくされ、その中で死期を早めた方がいます。
放射能のおかげで、まっとうに信念をもって商売をされていた方が、絶望し自ら命を絶つことも起こっています。

先日、参加した震災ボランティアでは、事故から2年以上たった今なお、仮設住宅で暮らし、先行きの見えない不安な中で、我慢しながらも必死に暮らしている被災者の方々に出会いました。

事故を小さく見せ、自分たちのスポンサーである大企業のために原発輸出を進めようとする、高市政調会長の発言は、被災者の方々を侮辱するものです。

被災地の現状をわかった上でいったのか、それとも現状など全くわからないままいったのか、どちらにしろ、政治家としての、あるいは、より人間としての質が問われるのではないでしょうか。

しかも、それを「問題になるような発言ではなかった」(菅官房長官)とする安倍政権もお話になりません。


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