【東京・築地市場の移転問題】
東京都が築地市場の移転先としている豊洲新市場で、土壌汚染対策として厚さ4.5メートルの盛り土を全面にわたっておこなう予定が、主な建物の地下の地盤で行われていなかったことが明らかになりました。
日本共産党東京都議団が現地調査で確認しています。
そもそも豊洲新市場予定地は1988年まで東京ガスの工場が操業し、環境基準の4万3000倍の発がん性物質ベンゼンや、猛毒のシアン化合物、ヒ素などで汚染されていたことが発覚。
移転反対の声が高まっていました。
そこで、都の専門家会議は2008年、市場の移転を前提に工場が操業していた時の地盤面から深さ2メートルの土を掘り下げ、厚さ4.5メートルの盛り土をおこなう「土壌汚染対策」を提言していました。
ところが日本共産党の東京都議団の調査では、新市場の建物の下で4.5メートルの盛り土は実際には行われておらず、深さ5メートルの地下空間ができて地下水がたまっていました。
豊洲新市場の建物内では空気中からもベンゼンが検出。整備費も5884億円と当初の見通しからも大幅に膨れ上がり、市場の業者からは施設の使い勝手が悪いとの指摘も出されています。
東京都の小池都知事は、盛り土がされていない事実を認め、改めて検証を行うとしています。
東京都が築地市場の移転先としている豊洲新市場で、土壌汚染対策として厚さ4.5メートルの盛り土を全面にわたっておこなう予定が、主な建物の地下の地盤で行われていなかったことが明らかになりました。
日本共産党東京都議団が現地調査で確認しています。
そもそも豊洲新市場予定地は1988年まで東京ガスの工場が操業し、環境基準の4万3000倍の発がん性物質ベンゼンや、猛毒のシアン化合物、ヒ素などで汚染されていたことが発覚。
移転反対の声が高まっていました。
そこで、都の専門家会議は2008年、市場の移転を前提に工場が操業していた時の地盤面から深さ2メートルの土を掘り下げ、厚さ4.5メートルの盛り土をおこなう「土壌汚染対策」を提言していました。
ところが日本共産党の東京都議団の調査では、新市場の建物の下で4.5メートルの盛り土は実際には行われておらず、深さ5メートルの地下空間ができて地下水がたまっていました。
豊洲新市場の建物内では空気中からもベンゼンが検出。整備費も5884億円と当初の見通しからも大幅に膨れ上がり、市場の業者からは施設の使い勝手が悪いとの指摘も出されています。
東京都の小池都知事は、盛り土がされていない事実を認め、改めて検証を行うとしています。