日経新聞(10月29日)をめくっていたら
親和力 「学びは出会い」
という見出しに目が留まりました。
新潟県立大学学長 猪口孝さんが書かれた
紙面の中から気に入った言葉を書き出します。
学びには2つの側面がある。
第一は読み、書き、聞く、話す、計算する能力、
「知識と論理」である。
第二は受容度、感度の向上である。
この2つは相反するものではなく、互いに作用し合う。
未知の状況に置かれたとき、直ちにピンとくる感性が鋭い人は
深い知識と思考力がある。
セレンディピティー(serendipity=幸運力)
という言葉があるように
偶然も能力の一つ。
製品との出会い、場所との出会い、人との出会い、
学びとは出会う力を養うことなのだ。
私が出かけると、お世話になっている先生方に良くお会いします。
駅のプラットホームで、電車の中で、お店の中で、街中で、
どうしていらっしゃるかしら?お会いしたいなー
と日頃思っている人との偶然の出会いを
数え切れないほど体験しています。
私の熱い感謝の思いがテレパシーが引き寄せているのかしら…
こうなりたい!こうしたい!という具体的な目標を絶えず思い描いているので
突然の偶然の出会いに、その瞬間に、短い時間の中でも
自分のメッセージを一分間スピーチをするように
溢れる想いを伝え、実行&実現できている自分が必ずいます。
先日のゴスペルコーラスの高田先生との偶然の出会いがそうでした。
自分の向上にとって必要な重要事と捉え、
プロ・ヴォーカリスト養成講座受講の為の
必然の出会いであると瞬時に気づけたこと
その想いを即、先生に話せたこと…
そして帰り道、その日3回目の偶然
駅のホームで電車を待っていたら、
開いたドアから
地元のゴスペル教室杉本先生が降りて来て
私が乗り込み、発車するまでの数秒間に
高田先生との偶然感動の出会いと
杉本先生が世界音楽祭出演時のテレビ放映を偶然見られたこと
を嬉しく思いっきりの笑顔で話せました。
10月31日受講の日には、
更に偶然、千葉クラスのゴスペルメンバーと出会え
一緒に充実した時間を体験&共有できました。
そんなことを思い出していたら、もっと
セレンディピティーについて知りたいと思い
茂木健一郎先生の文章を見つけました。
Horace Walpoleが「セレンディピティ」
(偶然幸運に出会う能力)という言葉を発案した
手紙を紹介、セレンディピティが高い人と
低い人はどこが違うのか、自分の人生の
中で最大のセレンディピティは何で
あったかと質問した。
私が一応用意していた「答え」は、
偶然の出会いは誰にでもあるけれども、
その時にその出会いに「気づいて」、
いろいろ考え、吸収して自分のものに
することができるか、つまりは
「偶然」を「必然」にすることが
できるか、というものだった。
自分の人生の中で最大の幸運力は何か?
を再認識でき、心強い思いと
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「セレンディピティ=偶然から幸運を見つけ出す能力」
「運命というものは、努力した人に、偶然という橋をかけてくれる」
人生って素晴らしい!