4年生の算数は、「およその数の使い方と表し方を調べよう」の学習に入っています。様々な数を概数(がいすう)に表していく学習です。
子どもたちはこれまでに、概数に表すときには、どこの位から下を0にして表すのかを確認しないと、答えがばらばらになってしまう事を学習してきました。今日は、そのために問題をしっかり読んでいきます。過去の箕面市の人口のデータからの問題です。
『139082を一万の位までの概数にしましょう』子どもたちは、「えーっと一万の位までってことは…」とそれぞれつぶやきながら、一万の位までの概数にするには、千の位の「9」を四捨五入することを友だちと確認し合いながら、解いていきました。ここでのポイントは『〇〇の位まで』と問われたときに、どこを四捨五入するかを理解できているかです。
子どもたちは、自分なりにどこの位に注目するのか、自分が一番考えやすい方法でノートに書いています。139082の3と9の間に線を引く子、三角マークで印をつける子。四捨五入する数の9に〇をしている子。もとの数の上に0をかきながら考えている子など色々です。
子どもたちが自然に考えている時、自分流をみつけていく過程ではいろんなノートに仕上がります。こうして「自分で考える時間」が学習の理解につながっていきます。
ある程度、概数の直し方に慣れてきたところで、先生から『こんな表し方もあるんだけど…」とさっきまで140000と表していた数が、100000になってしまいしました。「あぁ~もう!」「え~っ」と言いながらも、子どもたちの顔はニコニコしています。
先ほど、しっかり考えた後なので、すぐに気づきました。「一番上の位だけのこして概数にしてる!」「十万までの位の概数!」など算数の言葉で説明しようとしている子が授業終盤で増えました。子どもたちの考えが出たあと、『みんなの考え方は、上から一桁までの概数という言い方もあるよ』と教えてもらうと、みんな納得でした。