北小ニュース

箕面市立北小学校
大阪府箕面市箕面3-4-1
TEL 072-721-3118
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【4年生】みえるとか みえないとか

2024年05月30日 18時29分31秒 | 4年生の教室

 総合の時間に、ヨシタケシンスケさんの絵本「みえるとか みえないとか」を用いて、一人ひとりの「もちあじ」について学習しました。

「みえるとか みえないとか」では、宇宙飛行士である主人公が、たくさんの星をめぐって、さまざまな体の特徴を持つ宇宙人と出会うお話です。

「後ろにも目がついている人」の星では、後ろが見えないことを珍しがられ、必要以上に気を遣われたり…

「体が柔らかい人」の星では、細い管の道を通るのが大変だったり…

「足が長い人」の星では、次の足場まで遠くて渡れなかったり…

体の特徴が違うことで、主人公は多くの苦労をします。

そんな中で主人公は、違うことを嘆くのではなく、違うことを楽しみながら宇宙旅行を続けます。

 

 主人公が出会う人の中には、「目が見えない人」もいて、感じ方は違っても、住んでいる世界は同じであることがとてもわかりやすく描かれている作品でした。

子どもたちも、興味津々でお話を聞いており、いろんな体の特徴を持つ人がいても、それぞれの「もちあじ」として認めようとする意識を持つようになったと感じます。

 

 この絵本での学習を踏まえて、「わたしの木」という活動を行いました。

この活動では、ペアを組み、手を引いて導く「サポーター」と、アイマスクをして目が見えない役をする「クライアント(お客さん)」に分かれます。

サポーターは運動場の木を一本選び、目隠しをしたクライアントの手を引きながらその木まで導きます。視覚を使えないクライアントは、耳や鼻や足の感触で、どの木に導かれたのかを探ります。その後、元の場所まで戻ってきて、クライアントは自分が導かれた木を当てる、という活動です。

サポーターは、目の見えないクライアントがきちんと歩けるように、「大丈夫?」「足元気を付けて!」と声をかけながら、ゆっくり歩いていました。クライアントも、「怖い!!」と言いながらも、サポーターに身を任せ、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませているようでした。

振り返りの感想では、「目が見えないということが予想以上に怖いことがわかった。」「サポーターの〇〇という言葉に安心した。」など、いつもと違う体験をしたことで、たくさんのことを学んだ様子でした。

今回の活動を通して、人ひとりがその人にしかない「もちあじ」を持ち、それをお互いに理解しようとする気持ちが芽生えたのなら幸いです。

 


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【4年生】社会見学―箕面市環境クリーンセンター・箕面浄水場―

2024年05月13日 18時38分45秒 | 4年生の教室

 5月13日(月)、4年生は「箕面市環境クリーンセンター」「箕面浄水場」へ、社会見学に行きました。

 

 箕面市環境クリーンセンターでは、箕面ではどのようにごみを処理しているのか。箕面浄水場では、学校や私たちの家の水道に届く水は、どのようにきれいにされているのかを、それぞれ学習しました。

社会科の授業でそれらの学習を進めていますが、教科書で見るのと実際に自分の目で見るのとでは、学びに大きな差があります。実際に目で見て、手で触って、耳や鼻で感じることで、座学では得ることのできない深い学びができました。

ごみ収集車がごみを下ろす「プラットホーム」や、びん・かんなどの資源ごみを選別する「リサイクルセンター」を見学しているとき、多くの児童が「くさい!」「うるさい!」と、鼻をつまんだり、耳をふさいだりしていました。しかし、「こんな中、何時間も働いている人もいるよね。」と声をかけると、「すごい!」「尊敬する!」「俺やったら絶対無理やわ…」と、羨望の言葉へと変わり、私たちが当たり前に過ごしている社会は、仕事をする人々によって支えられていることに気づき始めました。

 

 国語の授業で、メモの取り方を学習していたこともあり、子どもたちはどちらの施設でもとても熱心にメモを取っていました。「メモ用紙に書くスペースがなくなったので、新しい紙をください!」と頼んでくる児童もたくさんおり、学んだことを活かそうとする姿が見られました。

他にも、「今は静かにしよう!」「(はぐれそうな子に)こっちやで!」と、子どもたち同士で声を掛け合う場面も多く見られました。周りを見ながら、今何をするべきか考えながら行動する子が増えており、子どもたちの成長を感じる良い社会見学となりました。

 

 一生に一度の貴重な施設見学の時間。子どもたちは、たくさんのことを学びました。学んだことは、アウトプットすることで記憶の定着につながります。ぜひ、おうちでもどんなことを学び、どんなことを感じたのか、子どもたちからたくさん話を聞いてほしいと思います。

 


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【4年生】書初め大会

2024年01月17日 15時30分39秒 | 4年生の教室

 1月18日(木)、北小学校で初めて、体育館で4年生が書き初め大会をしました。

 普段から習字を教えてくれている新貝先生をゲストティーチャーにお招きし、たくさんのくすのきサポーターズの保護者の方々にもお手伝いいただき、初めて試みました。

 最初、校長先生から書き初めの由来として、①書の上達を願うこと ②めでたい言葉や抱負等を書いて新年、気持ちを新たにすること を教えてもらいました。

 体育館での書き初めは、子どもたちにとって緊張したようですが、書いてみると満足感があり、最後にはほとんどの子どもが「楽しかった」と言っていました。

 4年生の保護者の方々も、多数参観に来て下さり、ありがとうございました。


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【4年生】バンドー神戸青少年科学館へ校外学習

2023年11月27日 09時08分02秒 | 4年生の教室

 11月24日(金曜日)4年生がバンドー神戸青少年科学館に出かけました!「プラネタリウムを観てきます!」元気に貸し切りバスに乗り込み、科学館に出発しました。

 科学館は、大人から子どもまで、楽しく体験・体感しながら、科学や宇宙の世界に飛び込める施設。お弁当を食べたあと、みんながとても楽しみにしていたプラネタリウム鑑賞がスタート!ドームの暗闇に2万5千個の幻想的な星空空間が広がると、「うわ~!」ため息のような子どもたちの歓声。宇宙空間の広がりを全身で感じたあとは、グループに分かれて、館内の6つの展示室を回りました。様々な展示物を見て、触って、遊んで、科学の不思議・面白さにみんな大興奮の一日でした。

 


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4年生 算数

2023年09月01日 13時32分08秒 | 4年生の教室

9月1日(金) 4年生、算数「わる数が2けたのわり算を考えよう」

 

 2学期最初の学習はわり算です。昨日までに60÷20のような桁が増えても10を基にすると、6÷2の計算をつかって求められることを学習しています。

 折り紙の枚数を例に先生が黒板に問題を書いてい行きます。「90÷20…」すると子どもたちは、「あまりかぁ」「でもいけそう」とこれまでの学習をもとにすぐに考え始めました。

2学期もやる気満々です。さっそく答えの確認をしていきます。

 

「90を20で分けていくと…」

「○○さんがこの 後、どう、かこうとしたか、気持ちは分かる?」

と言いながら別の子が続きをかくこともあります。友だちの話をしっかり聞いているからできることですね。

4人に分けられることがわかった後、みんなのノートをみて先生が「あれれ、答えが二つに分かれたなぁ」と言います。

みんなが考えた答えはこうです。

 90÷20=4あまり1

 90÷20=4あまり10

教室の答えにズレが生まれたことで、これについて話し合う事になりました。

「確かめるためには何が必要かな」と聞くと「検算!」と何人かの子が言いました。おそらくこの段階では、「わり算の答えは検算すれば確かめられる」といった形式的な考え方によるものです。

 「図で確かめたらいいんじゃない」と言った子をきっかけにみんな図を描き始めました。

図でたしかめた結果こんなおもしろい話し合いが生まれました。

「私は4あまり1で良いと思います。なぜならこの1は一束として考えているからです。」

90を10のかたまり1つとして考えた前時の学習を活かした発想です。この考え方に共感している子も多くいました。

「僕は4あまり10です。なぜなら確かに1束だけど、10は10枚で、10束ではないからです」

「この問題は10のかたまりが90という事ではなくてさ、90枚でしょ?90束を分けたわけじゃないから、4あまり10なんじゃないかなぁ」

「4人に分けたのは80まいなんだから、もとの90-80したら10になるよ、だからあまりは10」

どちらも、しっかりと根拠をもった考えで、みんな白熱していました。

 

最後には先生から数学的な見方として、数のうらにある単位のお話をしていく中で、答えが4あまり10であることを理解した後には「だから検算っているのか」「検算の意味ってそういう事なんだ!」「やっぱり問題文って大事!」と今までしていることの意味がよりはっきり分かったようです。

子どもたちが自ら出した答えとズレをしっかり話し合いで解決してく時間となりました。

みんなの説明が、クラス全体の事を考えたとても簡潔な発表だったところも素晴らしかったです。2学期の学習が楽しみになる時間でした。


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【4年生】給食中のお喋りの中で…

2023年07月12日 13時32分02秒 | 4年生の教室

 7月12日(水) 4年生の教室

 今日の5時間目は「北小まつり」の準備をしていました。今週末が北小まつりなので、準備物もしっかり形になってきているようです。

 ある程度子どもたちに準備を任せていると、自然と会話が始まります。それがきっかけでトラブルやケンカになってしまうこともありますが、ほとんどは子どもたちがのびのびと色んなアイディアをだしたり、助けあったりする会話です。(なかには関係ない話もありますが、それも子どもたちらしくて微笑ましいものが多いです。)

 会話と言えば、給食中に4年生ではこんな会話がありました。

今日のメニューの中には白身魚の甘酢あんかけがあります。具材にオクラが使われていましたが、それを見ながら、「これは算数的に言うと五角形だな」「本当だ」という会話がありました。(まだ多角形は習っていませんが、日常でこんな会話がが生まれるのっていいですね)

 そこから会話は他のメニューにつながりました。今日の納豆を見ながら、

「納豆って大豆?」

「うん」

「枝豆も大豆?」

「うん」

「同じ大豆?」

「なんかほらぁ…、同じやけど違うねん育ち方とか…」

「あったやん!三年の国語!」

「変身する大豆みたいな」

「あったわ、【すがたを変える大豆】やんな。」

「あったあった!」

「大豆か~」

 給食では時々出てくる納豆ですが、友だちとの会話の中で以前に学習した内容がグッと身近になった瞬間でした。

 私たち教師は、子どもたちに授業で学習する事を身近に感じてほしいと、日々授業を改善し、研究していますが、こうして子どもたちから、ふとした瞬間に「授業から日常」ではなく、「日常から授業」に結び付けた会話を聞くと、なんとも嬉しい気持ちになります。

 クラスだから生まれる、素敵な対話の時間でした。

 子どもたちから、先生たちも元気をもらっています!

 

 


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【4年生】民間スイミング

2023年06月30日 14時08分13秒 | 4年生の教室

6月30日(金) 

あいにくの天候でしたが、今年も室内プールのため予定通りプール開きができました。本日から4年生がスタートします。

 子どもたちは久しぶりに水の感触を楽しみ、泳力別の練習メニューを次々クリアし、コーチや先生たちから「OK」「できるようになったね」と言われ、満足そうでした。クロールの手の動かし方や呼吸の仕方、平泳ぎの足の動かし方を学びました。

 あいさつや話の聞き方、施設の使い方などのマナーが大変よかったです。意欲も高く、この6回の練習でどれぐらい泳力が伸びるか楽しみです。


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【4年生】小数のしくみ

2023年06月30日 09時39分21秒 | 4年生の教室

6月29日(木)4年生 算数

 子どもたちは、小数のしくみの学習中です。今日も子どもたちから、前向きな学習に取り組む姿が見られました。

導入場面(学習のスタート)で、これまで学習してきた小数第一位のふり返りをします。

中には、アスリートが9.98を示したタイマーの横に並んでいる写真があります。それを見ながら「九点、九十八かぁ」と読んでいる子もいて、素直な反応がでていました。これからみんなで学習していく中で新しい発見ができそうですね。

 

 今日は水のかさから問題提示をします。写真では1.2Lと1.3Lの間まで、水が入っています。

 子どもたちは「あぁ…」「ぴったりにして~」とつぶやいています。

先生から「どうしようか」と聞かれると、「水を1.3まで入れます」とか「減らして1.2 L」と答えたり、「思い切ってそっち(はした分)は無しで1L」という荒業も登場しました。「きちんと読める数に表したい」という気持ちの表れですね。

 

 「もっと0.2Lと0.3Lの間にめもりが欲しい」と言った子がいました。そこで、自分たちの教科書にも目盛りを付け足してみます。さて、いくつ目盛りが必要なのでしょうか…。これまで、1を10等分にした数が0.1と学習している子たちなので、「10個!」となっとくした様子で目盛りを書いていました。こうすると1.2Lと1.3Lの間のかさも読めそうです。

 

 また、この学習をとおして、1の10等分が0.1で、0.1の10等分が0.01、さらに0.01を10等分を0.001になる事も見えてきて、早くも小数のしくみに気づき始めています。

 0.001を、「れいてん、れい、れい、いち」と特にゆっくり読む子が現れ、0の数に注目することの大切さに気づくことができた瞬間もありました。

これからの学習が楽しみですね。


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【4年生】校外学習 箕面市環境クリーンセンター

2023年06月22日 12時58分42秒 | 4年生の教室

6月22日(木) 4年生 校外学習

4年生は、社会で学習している「ごみはどこへ」の学習に関連して、箕面市環境クリーンセンターの見学にいってきました。

クリーンセンターでは、施設の概要を教えていただいた後、ごみピットや、焼却炉の説明に、プラットホームやリサイクルセンターの案内をしてもらいました。

缶びんの分別作業や、リユースに関する展示などを見ながら、一人ひとりごみの処理の仕方について考える時間になりました。

 

センターの方からお話をしていただく前の5分間では学習した事をわすれないようにメモに記録したり、頂いた冊子を読み直す姿が見られました。自分の目で見て考えると、これまでの学習がより深まりそうですね。

「ごみを処理するのにいくらかかるんですか?」の質問に、「ごみは処理するのに1tあたり、4万円ほどかかります。」と教えていただきました。このやり取りを聞いていた子が240t(1日に環境クリーンセンターで処理できるごみの量だそうです)に4をかけて計算して、960万!と驚いていました。

大きな数字を目にして、「ごみの処理は私たちも努力しないといけないのだな」と気づく場面でした。

今日の気づきを通して、ごみの削減にみんなで取り組んでいきましょう。

 


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【4年生】国語「一つの花」

2023年06月21日 13時02分10秒 | 4年生の教室

 6月20日(火) 4年生 国語

「どっちにしよう」「どれもいいな…」「悩む…」「どれにした?」

子どもたちが黒板の前で話し合いながら、3つの選択肢の中から1つを決めるために考えています。

今、子どもたちは「一つの花」の学習をしています。

今回の学習の目標は「場面の様子をくらべて読み、感想を書こう」です。物語の戦中と戦後の舞台を3つの場面に分け、それぞれをくらべて読んでいきます。

戦中の第1、第2場面と、第3場面の様子を比較しながら読む視点を与えるために、このような発問をしました。

「みんなは第1、第2場面と、第3場面のどちらの時代がいい?」

「第3場面。」「第3場面。」と全体が第3場面(戦後)という意見です。そこで、「ゆみ子(登場人物)は第1、第2場面と、第3場面ではどちらが幸せだと思う?」と聞きます。

子どもたちは悩みました。一見、戦後の平和に目を向けがちですが、子どもたちは、物語の文章中の言葉にしっかり注目していたようです。

「㋐第1.第2場面 ㋑第3場面 ㋒どちらも の中から1つ選びましょう。」と聞くと意見が割れました。

先生の予想は、第3場面に集中するかと思っていましたが、子どもたちは、第1,第2場面をえらんでいる子が多いようです。

意見を交流していきます。

第1.第2場面をえらんだ子はの意見は、

「【きまって高い高いしたのでした】とあるし【ゆみ子はキャッキャッと喜んで】とあるから

、お父さんと関わることのできる、この時間が幸せだったと思う。」

「【一つのだけの花、大事にするんだよう―】とあって、そこでゆみ子は喜んでいたから、きっともらう喜びとかを知れたんだと思う。」

など、お父さんがいて家族のみんながいる事、そこから愛情をもらった事に対する意見でした。

第3場面をえらんだ子は、

「【スキップして買い物】とあるから、平和で、気持ちも楽しいんじゃないかな」「今までは【一つだけ】だったけど、【肉と魚どっちがいい?】と聞けるくらい豊かになっているから」

と戦争が終わり豊かになってきている事に注目した意見でした。

またその両方で悩んでいる子もいました。

どちらの意見も、文章を基に考えることができていました。

「あぁなるほど」「そういうことかぁ」といったつぶやきも聞こえてきて、2つの場面をくらべることによって、物語の内容を深く読むことのできた時間となりました。

 


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