「その2」は「その1」の続きです。
思わず「わかってらい。」とか言いたくなってしまうような書き方ですが、今時はこういう書き方もあるんだなと、若い人の文を読んでいると、何げに勉強になりますね。
ところで上の画像は「前川國男邸」で日本の近代建築に貢献した建築家の私邸です。昭和17年築のこの家は、戦時下に建てられたわけですから、凄いなと思います。光と風が通り抜けるような、そんな感じの家でした。
内部も工夫が一杯。この洗面所は書斎にあるんですよ。普段は引き戸で隠れてしまうのですよね。納戸(押入れまたはクローゼット)の中の引き出しも素敵です。
と言うわけで、6月4日に母と姉、妹一人と女ばかり計4人のミニ旅行的な感覚で出かけてきました。前日になってお祭り女(良い意味で)の妹が仕事の為にキャンセルになってしまったのは寂しい事でしたが、仕事の為とあれば仕方がないです。例の如く。提案は私。計画は姉のお仕事です。私のずさん計画と違って、姉の計画は見事なんですよ。
だけど・・・
武蔵小金井の駅に着いて北口に行くと、迷ったわけではないけれど、一瞬足が止まりました。この歩道橋を昇るわけ?それよか横断歩道はないの・・・。今、駅はあっちもこっちもエスカレーターが止まり散々階段で移動してきたばかり。加えて膝が痛い私に足全体が痛くてつい昨日まで正座が出来なかった姉と一応老人の母。そうでなくても歩道橋の階段の高さって微妙な段差で疲れやすいと思いませんか。昔から嫌いです。でも仕方がないので、「とにかくあっち側じゃない。」と言ったら目の前がタクシー乗り場。
バスで5分と言ったら、たいした事ないんじゃない。4で割れば良いのだし。
と言うわけで、歩道橋が目立ったお陰でタクシーで行く事にしました。予想通り、800円で一人200円、と思ったら、母が千円を出しおつりはいりませんって。じゃあ、一人250円・・・にはならず、母が出してくれました。
昔なら200円のチップならタバコ代になったけれど、今ではタバコ代の足しにと言うところですものねえ。タバコ辞めなされよ、皆さん。
ちなみに帰りはバス。頻繁に来ます。170円でした。主婦的感覚メモでした。
次は「田園調布の家/大川邸」築大正14年。
なんか色々洒落ています。特にキッチンとダイニングの部分が・・・。感心していて写真を撮り忘れてしまったけれど、時代関係なく工夫されている点には、暮らしのヒントがあるような気がしてしまいます。
懐かしいボンネットバス。
写真スタジオ。ここは第三土曜日には、本当にレトロ調で写真を撮ってくれるんですよ。残念な事に第一土曜日でしたから、それはナシ。
上のキッチンは小出邸のものかも。早くも混乱。
ここの写真館のガラスはすべてスリガラス。
撮りたかったなあ。ここでスマシテ。
下は三井八郎右衛門邸内部。お屋敷です。
お金をかけるところはないかと探してかけているような、そんな感じがしました。
キッチンも半端なく広い。これは普段のお食事を作ると言うより、頻繁にパーティなんかがあったのかなと思わせるものがありましたね。
ここは蔵なんかが良かったのだけど、またも写真はナシ。別に自分用カタログを作っているわけじゃないから良いのだけど、たぶんこの日は、カメラパチパチと言う気分ではなかったかも知れません。
次に行った「八王子千人同心組頭の家」では「かまどに火が入っています。」と札が掛かっていました。
ホントだ、良い匂い。
次の農家でも「囲炉裏に火が入っています」と書かれたものが・・・
ここも良い匂い。
人の生活を守る火の匂いは、良い匂いなんだと思いました。もちろんそれは燃やされている薪の匂いなんですが。
以上で西ゾーンは終わりです。実はいくつかカット。だってお腹が空いちゃって~。
この後の計画は、わき目も降らずに東ゾーンのお食事が出来るところまで行き、そしてお食事。のんびりと戻りながら見学と言う作戦です。
後1回続きます。