ちょっと、夜中に一人で見ているとぞくっと来てしまいましたよ。
子供の声で「鬼さんコチラ~、手のなるほうへ~」は、意外と怖い。
律の成績が312番中304番もちょっと怖い。
ドラマ「目隠し鬼」はこんなお話でした。 〈ラストまで書いてあるので、これからビデオ見る方はお気をつけて〉
茶道教室をしている母、絹の所に生徒達がやってきます。その生徒達に何かがまぎれていることを感じた律でしたが、二階から降りてきたときにはときすでに遅く、その「何か」も、家の中に入り込んでしまいました。
成り行き上、生徒さんたちとお茶のお稽古をしなければならなくなった律ですが、やっぱり足が痺れてこけ、絹が嘆いて
「ないしょにしてね。お茶の先生の子供がろくに正座も出来ないなんて恥ずかしいわ。」と言う細かいセリフは、原作と一緒でしたね。
ただ、人数はそれだけしかいないのに、なぜか多くいるように思える座敷わらしの様な雰囲気は、「お薄」の数を間違えて入れることで表していました。
「誰か裸足で帰ったの~。」
玄関に一足の草履が残されて、まだ家の中に「何か」が残ってしまっているのが分かります。
夜中、少女の「鬼さんコチラ」と言う声に誘われて、律が行ってみると、少女につかまえられ、片目が見えなくなってしまいます。
この先のストーリーはココで
再び目隠し鬼になった少女珠代が、司をつかまえて引きずり込むところは、怖かったですよ~。助けてくれたのは、父の姿をした青嵐でした。この青嵐、原作よりずっと頼もしくて、頼もしいから、ちょっと不満って言ったら、天邪鬼ですか?
律は訪ねてきた珠代の妹、幸代に目隠し鬼をさせます。現れる珠代は、幸代を捕まえて
「さっちゃん、つかまえた。」
これが、今流行のホラー映画だったら、この幸代おばあさんの命はありませんね。でも、私の好きな「百鬼」の世界はそんな世界ではありません。
「珠代ちゃん、もう、やめよう。」と幸代が言うと、珠代は目隠しを取り頷きます。目隠し鬼の最中、袖にろうそくの火が燃え移り、蔵ごと燃えてしまった珠代に、見捨てて逃げてしまったことを幸代は謝ります。
「珠代ちゃん、私を怨んでいるでしょう。」
珠代は優しく首を振ります。幸代おばあさんの心も救われたのではないですか。
遊びの時間を終えて、安らかな顔で家路に向かう珠代とすれ違う司。
原作にはない部分を付け加え、今回もよくまとめていましたね。その原作にはなかった部分、ちょっと感動場面でした。
次週は尾黒、尾白の登場です。でもぅ、予告編ではなんか微妙。
私の住んでるところではドラマが放送されてない
のですが、面白そうですね~。
原作を読んだとき、ハッピーエンドなのに
ゾクっときたのを思い出しました。
HPの掲示板ちょっとだけ覗いたら、ドラマ放送がないことを嘆く書き込みが一杯でした。言っても仕方がないことなのですが(そう言いながら、繰り返し言っているのですが)、なんで、テレビ朝日辺りで企画してくれなかったのでしょうか。「時効警察」の後でもいいのに~、と思ってしまいます。
30分ドラマの割には、雰囲気出ていましたよ。
「百鬼」のことを書ける時は書いていこうかと思ってはいるんですが、続くかな~?