他の漫画を読まないからと今回からは買うか買うまいかと悩み、結局我慢できないで買う事にしました。そして今はまた漫画を読む習慣が戻って来たので、他の漫画も徐々に読もうかと思います。
しかし今、発売日になって「やっぱ、買おう。」と思っても、地域の本屋さんの一件は移転のために閉店中で、もう一件の大きな本屋さんは漫画雑誌は元々置かないお店。「やっぱ、買おう。」となったら、ネット注文しかなかったのでした。ここからは言い訳でしかありませんが、発売日から元々遅れて届いたわけですが、それをすぐに読んでも、月末の土日は、いろいろな事(テレビの最終回や特番など)が重なり過ぎて、なかなか感想などを書けなかったのでした。
つまり「タイムリーな記事じゃなくて、すみません~。」と言う話です(^_^;)
しかし1年と1か月後の連載の再開と言うのも凄いですね。
だとしたら私たちはエドガーのように永遠の命は持ち合わせてはいないので(作者様もそうですがコソッ)、様々な事に注意し、また心を強く持って生き抜いて、このテンポで進むこの物語の最後を見届けなければと、たった今思いました !
ひとつ前のお話の感想はこちらです。→「ポーの一族」秘密の花園 Vol.1
ポーの一族の秘密が、ここに来てポツリポツリと分かってきましたね。いつも唐突に眠くなってしまったりしていたアランでしたが、3日以上眠っているのなら「眠りの時季」なのだとシルバーから伝えられます。それはふいにやって来るので、安心して眠っていられる場所が必要なのです。ポーの村のような。
シルバーの言葉、大人の社会では子供は無力。生きていくには無理がある。赤ん坊のミルクを手に入れるのも難儀していた。
そこで懐かしい「リデル」の名前が出てきましたね。ちょっと胸がキューンとなります。なんだかね、私たちは・・・・いや、すぐに皆さまを巻き込もうとする私、いけない癖ですね・・・・私は、このリデルのようなものではないかと自分の事を感じてしまうのです。アランとエドガーと同じ時を生きて、そして置いて行かれ一人老いて行った私自身・・・・・。
訪ねて来たシルバーとは決裂します。アランと引き離そうとするのは無理な事なのだと、彼らは理解しないのでしょうか。ただ私は彼らの言っていることも少々わかるような気がするのです。もちろんこの時のリーダーのクロエは、その後を知っているので何とも言えない事ですが、決まりや掟に例外を作っていくと、絶対にその掟は緩んでいくのですよね。だからその掟自体を考えなくてはならないと思うのです。
あっ、ちょっと待って。ふと脳内に「憲法」なんてものが浮かんできてしまいました。私は改憲派じゃないから、ここはあまり触れない事にします。
しかし、シルバーとの決裂で、アーサーがますますエドガーの味方になってくれようとします。
「明日、うちの主治医に見せよう。」と言う、その言葉にエドガーは決意したのでしょうか。
自分の秘密をアーサーに暴きつつ、彼を自分の手のうちに取り込んでいく、その夜のシーンにはゾクゾクしましたね。
ゴシックホラーと昔は言われていたのですよね。
水の中でずっと息が続くエドガー。私はあの椿館での物語での「水魔 !」と子供が叫ぶシーンを思い出してしまいました。
それは「エヴァンズの遺書」でしたね。
アーサーは学生時代には凶暴さと非情さで「鬼のアーサー」と一目を置かれていた・・・・・
きっと、それは彼が恐れる所の「優しさ」ゆえに。
彼の心の中にいる、青い瞳のドミニクとは。
次回が楽しみですね。
次回は7月28日ごろ発売の9月号です。
因みに
「エヴァンズの遺書」、「リデル森の中」も「ランプトンは語る」も収録されているこの巻は、読むと新作の奥行きが広がると思います。
・・・
それに、今日、一回真夜中に起きてしまったので、その真夜中にボー様の2か月分のブログを一気読みしました。じゃ、今まで全然読んでいなかったのだなと告白してしまったようなものですが、そこは許してくださいませm(__)m
だからこのお約束、私にはとっても意義のあるものだったなと思いました。
あっ、そうそう。
この「ポーの一族」は、ボー様にはかなり好みの漫画だと思いますよ。