人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

贈物。

2015年02月27日 | お気に入りの言葉

  人びとの交わりにおいては(従ってとりわけ教育の場合でも)、本当に大切なことは、相手の好意を得ることである。
ところが、このことは――残念ながらこう言わねばなるまいが――
実に大多数の人たちの場合、子供も大人も、未開人も文明人も、仰々しい挨拶や忠言などでよりも、
むしろささやかな贈物でもする方がうまく目的を達せられる。
贈物は、半ば、あるいはすっかり不和となった人たちの間でも、不思議に和解のはたらきをすることがよくあるものだ。
 贈物に一番適しないのは、花屋や温室で求めた嵩張った、したがって高価な花束である。
これはすぐ萎れて、もてあましものになる。
贈物として一番よいのは、もし季節がゆるすなら、
自分で摘んだ野の花の小さな花束か、庭でとった一輪のばらの花か、そのほかなにか日用の品などである。
まあ一度、そんなものでためしてみるがよい。

眠られぬ夜のために ヒルティ著より


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