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信仰にいたるまで、壮年時代②

2013年04月02日 | 教会

壮年時代②
結婚して家庭を持ち、ここで仕事がうまくいかなければ、もうあとがない。
背水の陣と言えば少しオーバーか、しかしその当時はそのような気持ちで頑張った。
ようやく仕事も軌道に乗り、家庭生活でも二人の娘にも恵まれた。その頃1984年に、父が亡くなる。
肺がんにかかり、4ヶ月程度の入院の末、逝ってしまった。58歳であった。
父は大正15年生まれで、19歳で終戦を迎える。父から戦争の話は、ほとんど聞いたことがないが、
予科練で鍛えられている写真が多く残っおり、当時の父の様子が窺われる。
当時、出撃の際は、本人に一応意思確認があったようで、その時にはいつでも「○」と書いていたと言っていた。
「○」とはOK、「×」とはNOである。
いつでも死ぬる覚悟はできていたようだ。
この時代生きていた多くの人がそうであったように、この戦争体験がその後の父の生き方に大きな影響を与えたようだ。
役場に勤めていて、世話好き、政治家タイプと性格的には私と正反対。
世間的には人望もあったようだが、家庭的には、夫婦喧嘩が多く、良い父と思ったことはなかった。
父の死んだ年齢を越えた今、ようやく父の良さが分るようになってきた。
考えて見ると、大学を見つけてきたのも、鳥取でのこの職場を見つけてきたのも、父であり、面倒を見てもらった。
今頃になり感謝している。


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