与うるは生きるなり

「与うるは生きるなり」
「神は飢える者に甘い慈愛のパンを与える」と
天使は言った。
「それなら、私はどこまで与え続けなければならないのですか。」
自分本位で不平屋の私が
問い返した。
「いやいや。」
天使の目は私の心を見抜いて、
「救い主があなたに与えることをやめるまで与えればよい」と言った。作者不明
「はかないこの世を捨てて、変わることのないイエス様の上に、高くあなたの名を掲げなさい。
あなたが死ぬとき、あなたの手に残るものは、今、あなたが施しただけです。」

M・R・ディハーン　H・G・ボッシュ共著　小鮒専三訳　日ごとの糧より