ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

春告げ花 福寿草

2012-02-06 | 黄色の花
朝のうちはとてもいい天気だったけれど、昼前から曇りだし、14時頃には雨が降り始めた。
気温が高いのは明日までとの予報。
でも、明日は一日雨らしいので、それならばと山手の集落まで出かけてきた。
今朝の新聞に、フクジュソウの開花が始まったとの記事が載っていたからだ。

三和町の下三坂地区では「福寿草の里」と称して、個人宅が協力して株の管理を行っている。
早い年は1月には咲き始めるそうだけど、今年はやはり寒さ厳しく、生育も例年より10日くらい遅れているそう。
咲き始めということで、それほどの花数を期待してはいなかったけれど、行ってみたらびっくり。
斜面にはたくさんの黄色い花がお日様の光を浴びていた。

フクジュソウ(福寿草)は日本原産のキンポウゲ科の多年草。
全草が有毒だが、キンポウゲ科の大半は毒草だから、驚くことではないか。
咲き始めの頃は葉っぱが見られないので、地面から直接、花が咲いているように見える。
花は太陽の光に反応して開き、夜には閉じる。
面白いのは蜜がないということか。
蜜なしで花粉のみとなると、虫による媒介はないのかな?
でも、花がない時期に、こんな金色の花を見つけたら寄ってきそうな気もするが。

地面から顔を出した蕾と開き始めの花

芸術写真を撮ろうとする人たちは、こういう雪の中から顔を出した…を狙いたいのかも。

いちばんの群生地を抱えるお宅には猫が何匹かいる。
そのうちの一匹が斜面でひなたぼっこしていた。
でも、写真を撮る私に気を悪くしたのか、家に向かって斜面を上って行っちゃった。

いいね、福寿草の花の合間を抜けて散歩?できるなんて。
人と違って、花の上に寝転がろうが、しっかけしようが、誰にも咎められないし…。

道路には雪がないものの、周辺の田んぼは真っ白。
路肩にも除雪車がよせたらしい雪が、膝丈くらいの壁をこさえていた。
そんな寒々とした風景の中で、黄色の花が咲いているのを見ると心が和む。

ここから数キロ離れた場所にある湿原は、完全に眠りの時期のようで、木道は雪に覆われて足跡すらなかった。
水面も凍り付いて、太陽の光を浴びて輝いていた。

日陰にある雪は、何度か融けたり凍ったりを繰返しているようで、表面は滑らか。
透けた光が美しい水色に染まる。

物好きな羽虫が雪にとまっていた(寒くないんだろうか?)。

小川にせり出した植物の茎に、跳ね上がった水飛沫が凍り付いてできた氷のオブジェ。

ジャノヒゲの実を見つけたけれど、秋の碧色はすっかり失せてしまっていた。
サルトリイバラも鮮やかな赤みはなくなって、くすんでしまっている。

山の雪も、今日の雨で大分、融かされてしまうのだろう。
でも、明後日にはまた寒気到来で冷え込むようなので、それが凍結するのかもしれないな。
久々に凍結路をハンドルをとられながら走ってきた。
毎冬、少しでも走っておかないと感が鈍る。


雨が本格的に降ってきたので、15時半に息子を迎えに行って、その足で幼稚園だなと帰宅後に考えていた。
ところが、15時過ぎに勝手口の扉が開く音。
覗いたら息子がいたのでびっくり。
今日は特に短縮授業の話もなかったのに、何で早かったのかと尋ねたら…。

隣の地区にあるローソンに強盗が入り、逃亡したのだが、まだ捕まっていないとのこと。
それで、急遽、5校時終了後に集団下校になったんだそうだ。

強盗って何時頃の話?
タイミングが悪かったら私、遭遇してたかもしれないぞ。
詳細は不明だそうなので、夕方のニュースを確認しておかないと。
同じ地区の人が家宅侵入で捕まったり、田舎のこの辺も何かと事件が多くなってため息だわ。
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