
とびしま街道は、蒲刈町の大浦。ここに昔から伝わる祭りがあります。
のどかな町です。
向こう側に見える波止場の石垣も古くていいです。
斜面に並んで建っている家も箱庭のようです。
日曜日、天気がよくて釣をする人もいますが、町では祭りが行われていました。

こんな感じ、行列も昔ながらのよさがありますね。
この行列の後ろに神輿が続いているのですが、この町は三つの神輿が町を練り歩きます。

行列が港まできたとき、海では櫂伝馬競走が行われていました。
ここの神社は海に向かって鳥居が建っていて、海から参拝したのでしょう。
この櫂伝馬はこのあと海から鳥居の前に向かいました。

この時の、競争は互角。人力とはいえ、早いものです。
太鼓をたたく人、後ろに立って指揮をする人。
なんと船の先頭に座っているのは小学生ぐらいの子供でした。

さて、神輿は、町を歩いてきていよい神社の参道を登っていきます。
これがまた森の中をくぐるように、いってみれば熊野古道のような雰囲気の
石段をあがっていくのです。

けっこう急な坂もあって神輿を押し上げるのにも大変そうです。
神輿の後ろに町の人もついてあがりました。

この階段を登ればいよいよ境内。
祭りのクライマックス。神輿の宮入です。

上にたどり着いたかと思うと休むまもなく、灯篭の周りを三つの神輿が
走ってまわり始めました。
目が回りそうな早いスピードです。

勢いをつけたところでそのままいっきに神社に走りこみます。
神社の前では鬼がそれを阻止します。
簡単に入れるものではありません。
引き返して、またまた、三つの神輿は灯篭の前を走りはじめました。
回転しながら、いくぞ、いくぞ、という雰囲気になってきて
それでもまだまだ速いスピードになるようにまわり続け、
それ!という感じでいっきに神社に突き進みます。

一回ずつ、拍手喝さいです。祭りの終わりを惜しむようでもあり、
地域がひとつになった日でした。

ひとつ入ってしまうと、あとは勢い、次から次へとなだれ込みました。
神輿が宮入りすると、階段を下りていって海に出ます。
櫂伝馬がもう一度、競走するのです。

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従って、大浦のいり口に突き出た岬の上に
日高神社が鎮座されています。
いかにも鎮守の森を想わす山道の参道ですね
大陸のシルクロードが文化や物資を運ぶ道だったように、瀬戸内海が畿内への海の道だった頃、このあたりは重要な交通路だったことが祭りに偲ばれます。とびしま海道ってすばらしい所ですよね~いつも金星さんの紹介に感謝します。呉市とびしまのメッセンジャーとして市長は表彰すべきです。
お祭りのにぎやかな音が聞こえてきそうです。
海を舞台にしたお祭り、いいですね。
わたしはまだ見たことがありません。
いつか見てみたいです^^
若い人が減ってどの地区の祭りも大変なようですが、こうしてみんなで守っていこうとする姿もいいものです。
同じ島なのに始めて見にいってきました。
>てっちさん
島の祭り、おもしろいというか。
なにかうれしくなるような感じとジーンとくる
感動があります。いいものですよ。