Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

ここから始まったシリーズ3

2012-10-30 19:39:12 | プライベート



マライア・キャリー


マライアがデビューしたのが1990年
自分と同い年ですから双方20歳の時です


19歳の時に東京に出てきてまだ間もない頃、とにかく何でも吸収できる体制でアンテナびんびんに張っていた頃に飛び込んできたアーティストでした。


それまでイギリスや欧州のニューウェイブに系統していた自分を思いっきりアメリカに連れ行き、そしてピアノという楽器に触ることになったのがこの1992年のアンプラグドライブCDでしたね
あ、マライアの通常のアルバムではなく、あくまでこのアンプラグドライブです


それまでにも日本のテレビで話題になったボンジョヴィやブライアン・アダムス、ビリー・ジョエル等も聞いてはいましたが、キーボードプレイヤーとして何かを求めていたこの時期だからこそ強烈に飛び込んできたんだと思います。


このライブのピアノはプロデューサーであるC+C ミュージック・ファクトリーのDavid Coleですがこれがまた素晴らしく、このアルバムでピアノの7thコードの気持ち良さを始めて知ったのでした


おかげで、ここから移民の如く一気に大西洋を渡りアメリカ大陸に上陸、ブルーノートなるものを始めて知るわけです
7thコード、ブルーノートとくれば当然ブルース、JAZZの方まで入って行き、ここからピアノというものに没頭する事となり、ニューヨーク>シカゴ>ニューオーリンズまで南下することとなります(行ってませけどw)


今までシンセを多用していた自分の音楽をピアノ一本でやると、なんだ…ピアノだけで表現したい事ができるじゃないか…
シンセを窓から放り投げたのは言うまでもありません(ウソです)


とにかくそれまでの欧州のドレミファソラシドじゃない何ともファジーな黒人音楽、何でメジャーとマイナーが共存するの?ここで黒鍵行っていいの?的な部分にぶちあたるわけです
多分クラッシックの方がロックに移ったらこうなるでしょうね


しかしそこが何とも気持ち良く、ピアノで弾いてると楽しくてしょうがない
シンセでジュワ~ン、キュイ~んも気持ちいいし楽しいけど、でもそれとは全く違う楽しさ
全くプログラムされてない音を操る楽しさに魅入ったのでしょう


一般的なキーボーディスとの方々はピアノから始めて表現の幅を求めてシンセ等を使い出したのが順等かと思いますが、自分の場合は全く逆のパターン
おかげでシンセやコンピューターのプログラミング、テクノロジーも、ピアノの7thやブルーノートの曖昧さも体得することができましたが、ここでピアノに魅了されていなかったら…と思うとゾッとしますw


とはいえ、ピアノに触り出してまだ20年余り
幼少の頃からピアノに触れていた同世代のミュージシャンに比べれば10年以上遅れをとっております


もっとたくさん弾かなきゃ



ここから始まったシリーズ2

2012-10-30 05:05:52 | プライベート



当時はニューウェイブなんてジャンルもありまして
Duran DuranやJapanなどイギリス系のシンセを駆使したサウンドに引かれておりましたね


その流れで国内ではやはり自分はREBECCAなわけですが、キーボードという物に興味を持つ直接的なきっかけになったバンドですね


しっかりしたバンドサウンドの中でシンセを効果的に使いPOPでキュートな感じを演出する土橋さんのサウンドには夢中になったもんです


当時お年玉など全てつぎ込み、且つ分割払いまでして手に入れたDX7sではこの音は出なかった…w


後にそれらはアナログシンセなるものだと解るのですが、これがまた高価なものばかり


DX7はもちろん当時新しいサウンド築いた名機なのですが、自分の求めてるサウンドではなかったようです


"76'th Star"の間奏のあのファットなサウンドは出ずともがまんしてDX7で弾いておりましたが、この時代に早くも自分は”デジタルの壁”にぶち当たっていたのでしたw


まあしかし、そのシンセサウンド以前にバンドのパワーがスゴかった


Nokkoのパワー&キュートなボーカルはもちろん、小田原さんのドラムにはホントしびれます


是永さんとノリさんにはとある現場でご一緒させて頂いたことがありますが、やっぱりうまいやね


特に後期のメンバーの上手さはさすがです
 ↓





REBECCA解散以降、時代はR&Bテイストがもてはやされ、うまいボーカリストは散々出てきたものの、こういうROCKテイストのあるボーカルはホントいなくなりましたね


子供か!w といぐらいシャウトして且つ見せるパフォーマンス


ぐしゃぐしゃになってもお構いなし、ペース配分関係無しw


こんなステージやってくれる女性ボーカルもう出ないだろうなあ


みんなオシャレでクールでかわいいけど、こんな無我夢中&全身全霊なボーカリストはやはり引きつけられますね


うまいからスゴいんじゃなくて…単にスゴいってところ


目の前でやられたら持ってかれるぜ







ここから始まったシリーズ1

2012-10-30 03:44:48 | プライベート



始めて楽器(ベース)を友達から借りて引いたのがこの浜田省吾の「路地裏の少年」


当時自分が15~16歳だったか、浜田省吾の”J-BOY”というでっかいアルバムが発表された


まだアナログ版でレコードな時代だったけど、二枚組のこんなでかい(曲数の)アルバム見た事ない


何だこれは!とレンタルレコード屋で手にしたのが最初だったかな


当時はまだ"ロックンロール"を理解してないし、ビートルズ世代でもない


80年代なバリバリ歌謡曲っ子だったけど、そういうのにはない男目線の男っぽい歌やサウンドに引かれたのかなあ


でも、10代の自分にはまだ"J-BOY"の曲の良さは解っても言葉の意味は社会にでるまでぼんやりとしか解らなかったし、当時は”路地裏の少年”の方がグッと来たのかもしれない








その後時は経ち、”路地裏の少年”を地で行くが如くw書き置きをして家を飛び出して東京に来てから、何の縁だかこれらの画像に映ってる方の一部と関わる事となった


おかげで日本のショウビジネスのトップを垣間みることができた


ビッグなスタジオにビッグなステージ、優秀なスタッフにミュージシャン


”トップ”とか”最高”を知るのは…いや、知ってるだけじゃダメだ、それを実際に目にしたり体験する事がとても重要だと思う


サウンドでも演奏でもそうだけど、”最高”を体感しなければ辿り着く目標すら出来ない


自分もベースを指一本で押さえ始めてからまだその”最高”を目指してる途中


やっぱり上を見て行かなきゃね


OWLした!

2012-10-28 10:05:26 | OWL
Image2_2


先週の木曜日はOWLでライブした


いつも通りライブを終え、いつもの居酒屋で打ち上げ


客人も居たせいもあってかいつもより盛り上がり、日が変わりきっても飲み語り合っておりました


しかし、ここ数ヶ月でしょうか…


自分はこういった場で全くといっていいほど箸に手が伸びないのです


店に入るまでは腹へったなあ…なんて口にしてるのですが、いざ席につくとジンジャエール(車ですから)を目の前にただ皆と話すだけ


この日も4~5時間居て口にしたのは餃子ひとつ…


もちろんお会計は割り勘ですからw


ああ、もったいないwww


なぜだか会話しながら食べれないんですよね…


会話に集中しちゃってるんでしょうかね


おかげで家に帰ったとたん倒れそうになりますw







NEUMANN TLM102

2012-10-24 23:13:56 | 楽器、PC
Img_1322


まあ、カワイらしいマイクちゃんがやって参りましたよ


NEUMANN TLM102
こんなに小柄でカワユすな見た目なのにそのお家柄は伝統のノイマン
ワンポイントのエンブレムが素敵です


ノイマンといえば泣く子も黙るU87が業界定番の最高峰マイクとして幾つもの名盤を作って参りました
U87絶版後もリメイクされたU87Aiとして現在も販売されています


もちろんプロユースですからお値段も20~30万とお高いものですが、近年低コスト高品質を唱うリーズナブルなコンデンサーマイクがかなり普及してまいりました
自分が愛用してるRODE NT 2000もそんなマイクですが、今や3~4万も出せば結構なクオリティーで録音することが出来るようになってきましたね。


ノイマンとしてもプロスタジオばかり相手に商売していても新規導入や買換えなどは稀ですし、やはり10万以下の一番層の厚いところをターゲットにして行かなければなりません


そこで登場したのがこのTLM102でありますが、そこはノイマンというブランドのプライドもあるでしょう
そのサウンドは各方面でもかなり好評であり、低価格帯にありながら確かにノイマンサウンドだともっぱらの評判であります


Img_1316 Img_1327


それにしても小さいw


何もここまで小さくしなくてもいいだろ!ってくらい小さい
NT2000と並べるともう親クジラと子クジラか!というほどw


かわゆいから愛着湧きそうだけど、歌い手さんに”え?このマイクで録るの?”とか言われそうだから、もちょっと迫力出してもいいんじゃないかとw
いや、もちろんノイマンらしく高級な造りではありますけどね


早速、軽く自分の声で録音してNT2000と比べてみました
プリやEQ、マイクとの距離等を同じようにセッティングして比較してみます


Img_1318 Img_1319
(ウインドスクリーンより小さいからw)


比較してみるとヌケの良さはほぼ互角ですが、やはり中低域にハッキリした違いがありますね
NT2000の場合、200Hzより下の方が盛り上がっていて中域は抑えめ
いわゆる軽くドンシャリ傾向なんですね
比べてTLM102の方は中低域がもっとしっかりとあります


ボーカル等を録音してPOPSなど音数の多いオケに混ぜる時には大体200Hzあたりからカットしていく事が多いのですが、そうするとNT2000の場合ふくよかな部分がバッサリ切りすてられてしまいます
同じEQ設定をしてやるとよく解りますが、TLM102の場合は中低域がNT2000よりあるので同じところでカットしてもしっかりと太さが残ってくれます


カットしてスッキリさせてもコシや太さが残る


なるほど、NT2000だと録ってる段階では気にならないけどミックする為に加工し始めると急に音が薄くなるのはこいうことね
後からEQで補正できないわけではないけど、やっぱり初めから無い部分を強調するのはやはり不自然さがでるものです
(基本的にはEQってカットで使うもんですしね)


なので、TLM102をメインボーカルに使ってNT2000をハモリ、コーラス等に使い分けるとイイ感じかも
それにこの取り回しの良さですから、もう一本用意してドラムのトップやアコギのステレオ録りにもいいですね


それにしてもこんなカワユすなマイクから想像もできないサウンドです
自分の酷い歌では細かな表現力までチェックできないので早く歌入れに使ってみたいですね


Img_1333 Img_1330


因に、振動に強い構造との事ですがやはり別売りのショックマウントはあるのと無いのでは違いますね
付属のホルダーだけだとちょっとエキサイトしてダンスしながら録音するとボンボン来る事でしょう


この別売りのショックマウントがまた2~3万するもんですから、これをオプションにして価格を下げてるんでしょうね


なので付属のケースもタダの厚紙ですw
乾燥剤も入ってないのでこのまま保存管理はちょっとね
湿度計付きの保存ケースにしまってちゃんと管理しないいけません
(ビッ◯カメラで3,000円だったよ)


こうなるとやっぱりU87(Aiでもいい)も欲しいとこですが今はこれが精一杯
でも、きっと会社で買ってくれるでしょう
できればオリジナルのU87の上物でお願いします社長




今夜もDIY

2012-10-23 06:26:33 | 楽器、PC
Img_1295



例によってDIYです
けっこう他人任せな生き方なんですがDIY(Do it yourself)です


あー…しかし今回はつかれた…
何って、たかがスタンドの修理なんですがアルティメイトの定番キーボードスタンドAX-48B


もう猫も杓子も…なド定番スタンドですね
始めて目にした時はその斬新なデザインにそりゃビックリしたもんです


うちにあるこのアルティメイトは10年以上も前に先輩のキーボーディストの方から譲って頂いたものですが、そりゃもう現場で酷使されたモノで、キズはあたりまえだしセッティングの為のバミリやガムテなどでかなりキテるシロモノでした


もらったはいいが、実際のところ自分では使う機会もなくそのままの状態で保管しっぱなしだったのですが、近々予定しているスタジオでお客さんが使えればと思い何とか使用に絶えれるまでに復活させてみようと取りかかったわけです


Img_1288


ガムテでベタついてるところはシール剥がしなどで落とせるのですが、もう一部ではカッチカチに固まっていてもはや削るしかない状態
もう既にキズだらけなので構うことなくガシガシペーパー掛けしていきました


汚れは落とすことができますが、実際に使用するにあたって一つ致命的な欠陥があります


足下手前にある転倒防止の為の部品が欠損しているのです


これがないと重めのキーボードをガンガン弾いた時に手前に倒れやすくなるんですね
もともとこのスタンドの構造的欠点ではあるのですが、その欠点を補うようにいかにも跡づけされたようなパーツです


まあ、自分で使う分には何か咬ましたりして気をつけてればいいのですが、人様にお貸しするとなるとそうもいきませんからね


Img_1291 Img_1289


幸いこの部分のパーツをヤフオクで仕入れられたのでよかったのですが、これを取り付ける受け側のパーツは見つからず、どうにか固定させる手を考えねばなりません


本来なら、パーツ本体と受け側のパーツのギザギザが噛み合ってネジを締めればズレないようになっているのですが、とりあえずその付近にあるネジ穴にただ固定しただけだと案の定ギザギザがないので負荷が掛かると簡単にズレてしまいます


本来はネジを緩めて位置調節できるのですが、もはやその機能は捨ててガッチリ固定できることに重点を置かねばならないようです


Img_1290 Img_1293


そこで、このスタンドのハンドル部のパーツと一つだけ開いてるネジ穴を使って、一本(金色のネジ)をズレないよう固定する為に、もう一本(シルバーのネジ)はパーツを本体に貼付ける為に利用することに


金色のネジがうまくパーツに引っかかるようにパーツの裏の溝を半田ごてで焼きながら拡張しました


なかなかいいポジションに固定できたのですが、実際に板の間に置いてみるとまだもう少し位置を下げたい
金色のネジが引っかかるとこへ詰め物をして調節していきます


これでなんとか板の間などフラットなとこでは丁度いい位置に固定できました
微調節はできませんけどスタジオの中だけで使うには十分でしょう


たった小さな部品の為に使えないのはもったいないですからね
DIYしましょう


しかし、近所のドイトはドン・キホーテと同じ敷地にあり深夜二時までやってるのでちょっとネジ買いに行ったりするのに便利です
んで、ついついドンキにも行っちゃうのよね
と思ったら同じ会社らしい…商売がお上手で


Img_1296 Img_1285





オルガン屋敷

2012-10-22 19:54:14 | 楽器、PC
Img_1270


寒!寒いです。
なんたって埼玉ですから、もはや早朝に最低気温は10℃!


そんな寒い朝もOrganでデスペラードを弾いて迎えましょう


サビでレスリーを回転アップ!


くーっ!


やっぱたまら…あ、いや…ちょとまて


むう…季節柄乾燥してきたせいか回転をFastにするとシュイーン、キューンと何かが擦れる音が…
嫌な高周波がせっかくのサビでジャマをします


前オーナーの方に油は何を使えば…とお伺いしたところ、どうもミシン油とのことで、グリス系ではなくいわゆるサラッとした機械油ね


でも、”OILはここ”と表記があるのですが、そこに注してもどうも高周波は収まらない…
よくよく注意してポイントを探すと…これだ!


Img_1271


原因はドライブベルトのプーリー


そういえば、うちの機材sh…いや、愛車のレガシィBH5 E-Tune ツインカムターボもベルトのプーリーが鳴きだして交換したなあ
その時もだけど、高周波って発信源がつかみにくいのよね


ま、すっかり調子はよくなったけど、寒!レスリーの側は風がきて寒いす ((´д`))ブルル


Img_1283 Img_1281 


ライブに持ち出そうと久しぶりにポータブルレスリーの2101Pを引っぱり出してきました
先日、同じくライブ用にと昔よく使ってたRoland VK-7を仕入れ直したのでコンビを組ませてみましょう


としたところ…また、コレが…ファーストにするとカチャカチャ言うとりますがな…(´・ω・`)モウ


まあアナログ的動作の極みのようなものですからね
しかし、油注そうがその辺突つこうがどうにも改善しない…


しょうがないので数回バンバンと叩いてやったら治まった


(∩`・ω・)  バンバンバンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 
  
Img_1284


今まではオルガンの大と小兼用でKORGのBX3のみだったわけですが、これで大=XB-3+147、小=VK-7+2101Pとして完全独立体制が整いました


VK-7は10年くらい前にメインでガンガン使っいて、パンチのあるRockなオルガンで気に入ってたのですが、諸般の事情で手放していたので再びオークションで美品が安く手に入りラッキーでした


当時はローンを組まねば買える代物ではなかったのですが、昨今わずか3万台でこんなオルガンが手に入るなんて今時分のキーボード弾きはうらやましい限り


あの時分にネットオークションとかあったらなあ…


まあ、ピアノとオルガンだけは自分の基本部分ですからね
しっかりしたものをチョイスしたいです


しかし、いろいろ物入り時期で余裕はないし…ということでBX3は嫁に出さねばなりますまいなあ…


Img_1201 ヾ(;ω;)


OWL近況

2012-10-19 02:05:28 | OWL
Img_1258


なかなかOWLもリハーサルの時間が取れないので歌練習に久しぶりにひーちゃまがいらっしゃいました。


なんでも引越やら何やらとお忙しいようでしばらく声出してないご様子
歌い始めると”誰だ君は…”と言わんばかりの声出ないっぷりw
まあ2~3時間だらだらとやるうちにいつもの感じに戻ってまいりましたが


楽器もそうですが日頃遊びでもいいので触っておかないとすぐ感覚が鈍ってきますね
鍵盤のインターバルがすぐおかしくなります
でも弾きすぎるとそれはそれで新鮮味がなくなったりもするもんで、久しぶりにバンドで演奏すると妙にテンション上がったりしてそれはそれで面白いのですが


特にひーちゃまはいろんなことを一度にこなせないタイプ
何か大きな事変があるとそれだけに集中してお歌の練習は忘れがちw
こっちから突っついてやらねばいけませんw
でもそれは自分もそうなのでよく解る


先日のようにサポートの仕事の時は数日それに集中しないとこなせないし、レコーディングや制作のときはそれだけで頭いっぱい
たまたまうまく重ならないといいのですがダブっちゃったらどうしようとかなります
だから効率よく稼げないのねw


だからどれかを”日常”としてとらえればいいのでしょうけど
練習も”日常”としなければいけませんね(←自分に言っております)


Img_1260_2 Img_1261


ひーちゃまが来て開口一番”引越するんですか?”
いま我が家は準備中のスタジオに置く機材やら何やらでしっちゃかめっちゃか
今後スタジオに移動するものも多いため段ボールやら何やらもキープしたままだし、玄関には開梱すらしてない備品なども詰め込まれております
廊下はすでに半分の幅しかありませんw


そのスタジオも然ることながら、OWLも今後ちょっと忙しくなりそうです
この歳になってこういう展開になるとは思っていなかった節もあり、メンバー一同面喰らってるとこもありますがw


今までのらりくらり好きなようにやってきたOWLですが、確定的なものではないにせよより大きな範囲の活動にシフトしつつあります


というかそういう状況になってしまったというか巡り合わせというかなのですが
これがやはり若い時とは状況が違うもので、”全てを掛けて目標へ向かう”というスタンスが各自の家庭、生活環境などが出来上がってしまうと統一しづらいものです


実際に自分も事業の方がありますのでうまくバランスを取って行かなければなりませんし、それぞれの将来設計も固まりつつある年齢です
金銭的にも入出資もシビアになりますし、若いとき見たいに後先気にせず”行ってまえー”とはいきませんからね


ただ年齢にかかわらず音楽をやる者にとって目指すべきステージがありOWLの音楽はそういったステージ向きな音だと思うし、ここは一つ乗り越えてみせたい


自分自身はともかく、ただ横倉ひとみは一度は世に出したいと思っております



今更のDP7

2012-10-12 05:02:16 | 楽器、PC
Img_1253


今更ながらDigital Performerを"7"にいたしました


何でも今月中にはDP8がようやくのリリースとのこと
だいたい自分は何でも新しいのが出る直前に乗り換えることが多いのですが、今回もまたそういったかけこみアップデートです
この時期に購入すれば無償でDP8にアップデート可能とのことですから7と8を両方所有できますしね


何でもDP8でかなり根底からの仕様変更も多々あるとのことですから実際安定するまでは様子見でしょう
しかもDP8からついにWindows版までリリースらしいので何があるかわかりませんねw

Img_1252 20121012_20505


もうDP7も熟した頃で安定してるようだし、いつも遅い日本語マニュアルもバッチリ付属しております
1000ページ以上ありますけどw


しかし、自分はDP5から飛んでるのでだいぶ見た目変わっちゃってるなあ
ミニメニューは…あれトラックの表示選択は…とこりゃちょっと慣れるまで大変そうだw
トラックの拡大ができるようになったのはおっさんユーザーの多いDPですから良いことです
だって前のあのサイズは老眼の人には厳しいわな
(自分はまだ大丈夫w)


確かDP7からでしたか、スキンも沢山選べるようになって楽しいですね
こういう遊び心も大切です


20121012_53653 20121012_53537


20121012_53418 20121012_53514




慣れるのとパフォーマンス具合を見たいのもあって軽く制作してみましたが、やっぱりソフトシンセ多用するとバッファ最小じゃすぐキツくなるなあ
この辺はやはりLogicの方が強い
いろいろ設定を詰めてみないとまだわかりませんが、この辺DP8でどう追いついてくるのか見物です


そもそもLogicを使いだしたのもソフトシンセへの移行が目的だったわけですが、Kontaktやら何やらいろいろそろってきたのでそれらがDPで使えるならDPの方が良い
やっぱり音はDPの方がスッキリしてて好きなのよね


<Embed SRC="http://kinosa.blog.ocn.ne.jp/DP7.mp3" Repeat="false" Autostart="false" height="40" Width="200">
ダウンロード DP7.mp3 (3226.5K)


DP7でKontakt,UVI Plugsound Pro,Motif XFなどを使って簡単に試作(題名は記載できないけどw)
もうクオンタイズも何もしてないのでヨレてますが…
うちの社長が前々から弾いてくれとリクエストがあったので記憶だけをを辿りデモってみました


Piano : Plugsound Pro
Sax : Motif XF
Drum,Bass,E.Guitar,Organ : Kontakt(それぞれ単独で起動)


とバッファー最小だとこの辺で限界か…
これ以上はフリーズ機能などを駆使するしかないかも
Logicだと倍以上いけるんだけどなあ
がんばれDP
DP8に期待だ!


ところで、気がつけばブログに画像をアップしたりするのに直接フォトストリーム(iCloud-Appleのクラウド)から直接アップできるのね、今気がついたw
これは便利です


20121012_42556






Hammond XB-3 その2

2012-10-11 02:46:19 | 楽器、PC
Img_1213


ほう…こう暗闇で見るとサイバーなB3って感じですな
引き続きXB-3です


世に出てるタマ数が少ないのもあるでしょうが、とにかくネット上にもこの機の情報が非常に少ない
"Hammond XB-3"で検索すると昨日アップした自分のブログが早速1ページ目に来るくらい少ないw


マニュアルにしても海外のハモンドスズキのサイトから英語版を辛うじてゲットできましたが、スキャンしただけのPDFファイルなのでしょうか、翻訳したいところの文字も拾えない感じ
まあ、マニュアルなくてもほぼ差支えないですが、MIDI周りの細かい設定などには欲しいところではあります


以下数少ない興味ある方のために細かいところを見てみましょう


Img_1219 Img_1218


コントロールパネル部分は液晶画面にて内部の各種設定ができます
トーンタイプはB-3、メロウ、ブライトの三種類があり、その他キークリックやパーカションなどの微調節ができるのは昨今のハモンドクローンとほぼ同じです
メニュー選択のボタンがXB-2とかと同じですね、懐かしいw


ダイレクトに操作できるツマミとして、ボリューム、Low、High、外部入力レベル、リバーブ、オーバードライブ、各鍵盤のMIDI出力ボタン
COUPLERというボタンで下鍵盤とペダルの相互連動ができるようです


Img_1217 Img_1220_2


コーラス&ビブラートの種類選択はスイッチ式になっています
C1とC2両押してC3になります


画像から外れてますが、右隣に外部レスリーの操作スイッチがあります
XB-3はシミュレーターも内蔵していないので11pinに繋いだ外部用のスイッチですね


パーカッションはよくある並びそのままで、となりにペダルトーン用のプリセットボタンがあります


Img_1215 Img_1222


手前に付けるレスリーコントローラー兼、モジュレーションホイールとピッチベンドレバー
これは後継機のXB-3Mではパネル面に内蔵されていますね
(プリセットキーのとこにロックボタンらしきものや左サイドに鍵穴等も見られますね)

リバース鍵盤のプリセットキーは普通の鍵盤同様アンラッチでオールドB3のように押し下がったままにはなりません
その代わりに各プリセットキーの根元に表示LEDがあります


Img_1214


フルサイズ25鍵の足鍵盤
足鍵盤って初体験なんですが難しいね…これw
昨日よりは大分ヒットするようになってきたので慣れだとは思いますが、どっちにしろ白玉しか弾けないw
まあジャズオルガンでも左手ベースの人も多いし、アクセントくらいにしか使ってないようですけど、でもその出音はぶっといです、ビリビリきます
しかも床でカタカタやるわけですからマンションだと防振マットとか敷かないと厳しいでしょうね


Img_1223 Img_1225


Img_1224 Img_1226


そして4セット+1ペダルのドローバー、収納つき専用イス、重工な折りたたみ蓋に譜面台と言ったところでしょうか


ん…ところでオーバードライブの真空管は何処に刺さっているのでしょう
リアパネルの部分はどこも外れそうにないし


よくみると天板裏に蝶番が見えますね
ははあ…パネル側の両脇にあるネジを外せば天板が持ち上がると見た!


Img_1227 Img_1231 がぱーん


ビンゴ!
しかも重い蓋ごと持ち上がった!
ちゃんと金属の支えまで付いてるじゃありませんか


真空管の刺さってる基盤は右端にありますね
12AX7Aでしょうか
しっかりと針金で固定されています


これの種類を変えたりするとまた音が変わったりするので
楽しみがありますね


Img_1238 Img_1232


Img_1237


天板左側には何やらユニットを収納できるような空間がありますね
後継のXB-3MにはGM音源が内蔵されているらしいので、この機種も多分オプションで音源モジュールなどを付けられるようになっていたのかもしれませんね
ハーフラックサイズにも見えますので何か仕込んでも面白そうです


ふーっ…
といったところで、多分日本語で一番XB-3を解説してあるページになったかと思われますw


スタジオ(リハーサル&REC)が稼働した際には弾きに来て下さいね