さて、あれこれ調節してる途中ですがRhodesを録音してみましょう。
Stageタイプだど出力はエレクトリックギターと全く同じですので別途アンプやダイレクトボックスが必要になってきますが、このSuitcaseタイプのモデルはプリアンプを装備しているのでしっかりとしたライン出力を拾うことができます。
ラインアウトの他にもフェイザーなどエフェクターのセンド&リターン、ラインイン、ヘッドフォンアウトまで装備されていて結構気が利いてます。
録音時はノイズに負けないよう出力をかなり上げるので本体のスピーカーはヘッドフォンアウトに何か適当なジャックを指して消音させました。
(エアコン点けるとさらに高周波が乗ります…電源周りも考えねば)
Rhodes_demo.mp3
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ハンマーが金属棒を打つ感じや内部のメカニカルな動きが見えてきそうですね。
エレキギターもそうですが金属音なのにちゃんとボディの木の感じもするところがたまりません。
後半はMXRのPhase 90をONに。
しかし、こうやって録音してみるとMOTIFなどの今時のシンセ等もかなり近い雰囲気が出せてるので打ち込みの音色の一部として見れば必ずしも本物である必要は無くなってるのかもしれません。
ただ、プレイヤーからすると触ってるもの自体が全く違うので完全に別物ですけどね。
もちろん制作段階で後々のキー変更やテンポ変更に備えてMIDIでサンプリングのを…、ってなことはやるでしょうが、やはり本物のRhodesの感触を知ってるか否かで演奏も変わってくる気がします。
Rhodesのメンテナンス、今回はサスティンペダルですが、ちょっと動きがよくないというか重いのでバラしてみることにしました。
ボンネットを開け一番上に乗ってるトーンバーの音源部を外せばその下は鍵盤とハンマーの部分です。
リアパネル側の鉄板がペダルと連動しており、鉄板が前に傾くとフェルトの着いたミュートのパーツを全鍵分まとめて押さえつけてミュートが効かないようになる仕組みです。
←この支柱が鉄板を押し上げる
この鉄板の軸受けが怪しいのでバラしてみると、どこぞの沈没船から引き上げた部品かいなwという程のサビつき様。
ヤスリで削り、ピカールで研磨し、グリスを塗って元に戻してやりました。
ついでにくすんでる鉄板も研磨してやるとピカピカに、まさにピカール!
ま、まぶしい!
ペダルも快適になったところで、やはりRhodesにはコレでしょう…とMXR Phase 90
これまたほぼ未使用品を格安でハー◯オフにて数千円。
ん~ジューシー
先日我がスタジオにやって来たRhodesですが、美品とはいえ年代物。
それなりの使用感や劣化は免れません。
まずは外装ですが、レザーの破れや金具のサビなど大掛かりなモノははいっそ張替えや付替えをショップに頼む方がよさそうなので置いときまして、とりあえず簡単にできそうなフロントパネル等の金属パーツを磨き上げました。
ノブやスライダーにガリ等はないものの、ワッシャの周り等はサビが溜まってますのでキュキュッと研磨を。
(ツヤ消し部は削り過ぎ注意)
うわ!ま、まぶしい
欠けていた「Seventythree」のロゴもリアパネルのロゴと共にパーツをお取り寄せ。
う~ん…どう見ても500円くらいの部品ですが希少パーツということで結構なお値段取りやがります。
そして中ですが、トーンバーも結構なサビが付着してます。
音の響きに多大な影響があるはけではありませんがそのうちこれも全バラしして磨きたいところですが、今日のところは音色調整のみを。
トーンバー根元の二つの+ネジを調節することで劇的に音色が変わっていきますが、ちょうどギターのピックアップ位置を選択するのといっしょですね。
元々はバラード向きな柔らかい音色でしたがちょっと固めのファンキーな仕様にしてみました。
他にも、低音部ではちょっとハンマーが遠すぎて弱く弾いた時に空振りするのでトーンバー全体を低くしたり、音量のバラつきもピックアップ位置で調節したりと自由に自分好みにセッティングできるのはサンプリングでは味わえない面白さですね。
いよいよ我が新設スタジオもこれにて一段落となる最終兵器が入りました。
相変わらずベッドもソファもありません。テレビもブラウン管のアナログテレビのまま…。
家財道具には目も触れず全力投入したこのスタジオへ最終投入されたのは…
Rhodes mk1 Suitcase73
こちら…お値段、破格すぎてとてもここでは公表できません…
もし、同じ型のRhodesを所有してらっしゃる方がこのブログをご覧になったら、あまりのショックに寝込んでしまうかもしれません。
いや、ひょっとすると怒りに我を忘れて夜道で私に襲いかかるかもしれません…
大変危険なのであえて伏せさせて頂きますw
それはさておき、このRhodes、Fenderから独立してから1970年代後半に生産されたmk1後期のSuitcase 73鍵モデルで、ハンマーは樹脂製、鍵盤は木製、トーンコントロールはスライダータイプのものです。
mk2になる直前の頃の機種になるでしょうか。
状態は前オーナー様もおっしゃっておりましたが、”中の上”と正にその通りで調節次第でもっと良くなる感じがひしひしと伝わります。
鍵盤の状態も若干グリス切れしかかってる箇所も一部ありますが大旨良好、現状でも十分実戦投入できるレベルですし、スライダーやノブにガリなどもなくラインアウトも良好です。
プリアンプ、キャビネットの無いステージモデルならいざ知らず、これほどのSuitcaseモデルがこの値段で手に入るとは…ちょっとありえない。
重い重いとよく言われるRhodesですが、たしかにスペック上では鍵盤部、アンプ部ともに50kgオーバーなので、はたして一人で搬入&セッティングできるのか?と若干不安でしたがなんのこたぁありませんでした。
そこはツアーローディ時代に免疫ができておりますので、宙に浮かす事はムリでも片側さえ持ち上がれば如何ともなるものです。搬入の為にワザワザ平台車買ってきたし。
マーシャルや冷蔵庫並みのアンペグと似た様なもんです。
ただ、スタジオ内に設置してよいものかどうか…
使い勝手のよかったローテーブルやベンチも隅っこに押しやられてしまっております。
普通の制作作業にはちょっとジャマなのか…
ダイニングが空っぽなのでそこに置いてもいいけど、いざ録音したい時にちょっとなあ…
ま、その辺は後々楽しく悩むとして、コレにて新スタジオはやっと一段落。
もうなんでもかかってこいや!レベルですw
さて今日はどこで寝るかな…と
(笑)すんごいことになっておりますが、我が家の小さなスピーカー達です。
全部並べるとさすがにウザイです。
もう、三日くらいろくに寝もせずにGenelec 6010Aと5040Aのセッティングに明け暮れていましたが、大体ベストな組み合わせが決まってきました。なんせ本体側とウーハー側それぞれにあれこれ設定スイッチがあるのでいろんな組み合わせを試したくなります。置く場所や角度によっても違ってきますし。
結果デスクに直置きでもスタンドに乗せてもいけます。
ま、もともとGenelec 6010A自体パソコンのモニター脇で使われる事も前提に作られてるわけですからね。
そんな流れで、しばらく鳴らしてなかったSONY SRS-Z1やSRS-M50もつないでありったけで聴いてみることに。
いや…あらためて思うけど、
やっぱスゴいねw、Z1て。\(° ∀ °)/
もちろんサイズ的にLowは限界あるけどこの解像度はあり得んわ…。
今、このブログ書きながら他の事に気を取られてて、且つリズム隊の無い曲だったりするとうっかりGenelecのボリュ-ムに手を伸ばしそうになります。
ツイーターでだけなら勝負できます。マジで…w
モニターとしてはそりゃベースやキックの「ズン」てのはまるで無いので厳しいですが、それでもヘッドフォンとうまく併用すれば十分いけます。
ましてやリスニングには最高です!クオリティー高すぎなくらい。
どこかリサイクルショップなどで中古のZ1を見つけたら即ゲットしとくことをお勧めします。
数千円でステキな世界を見せてくれるでしょう。
引っ越してからというもの、広くなったにもかかわらずろくに家財道具も買わず(ベットも無いしリビングは倉庫だし)とにかくスタジオ環境の整備に時間と資金を浪費しております。
え?庭仕事ですかって。そうです、よい音を追求するには土いじりもせねばなりませんのよ。
オークションで仕入れたスピーカースタンドの支柱に詰め込む砂袋を作っているのであります。
チャック付きのビニール小袋に川砂を買ってきてね。
中は空洞ですので音が響く可能性があります。響かないかもしれませんがいいんですw
積めときゃ間違いないです。
ハイ、積めた。OK ! 次ってみよう。
これに乗せりゃ音が良くなるっていうよりデスクの上の限られたスペースにあったスピーカーが自由に設置出来る様になるというわけです。
とにかく背面の壁とはできるだけ離すのがお決まりで、実際ぐっと30~40cm以上離したらもわっとしていた嫌な低音がすっきり爽やかに。
効いてますよ、スタンド。
そして、今回のメインディッシュはこのオバQみたいなスピーカーGenelec 6010Aであります。
いや、小さい!だいじょうぶかぁ、ってくらい小さいw
小型なPM0.4と比べてもこの大きさ。
しかし、侮ってはいけません!小さくてもかのジェネレック
適当にその辺に置いて音を出した瞬間は、…おや?って思いましたが、背面の各設定がまだデフォルト&指向性が強い!
ちゃんと設置場所、環境に合わせられる様にツボを押さえたスイッチ類があり自由度が高いのが魅力。
ちょちょっとあれこれオンオフしてみるとバッチリきた!きましたよ。
うん、いいじゃないですか。
でも、こいつはこのペア一組で好評販売中ですがちょっと待って下さい。
この子が本当の姿を見せるのはこの化け物が現れた時です。
デスクの下から …ぬぉぉ
ひっくり返すと…カブトガニか!
このクラゲの化け物みたいなのはアクティブ・サブウーファー5040A
コイツのせいでオバQがすばらしく変化するのです!
今まで使って来たFostex PM4.0もコストパフォーマンスに優れた良いモニタースピーカーではありますが、もう…ね…Genelec 6010A & 5040Aで聴いちゃうとね…スゴすぎるから
何がって、高くてデカい高級モニタースピーカー使えばそりゃいい音するさ。
それがこのサイズと価格でしっかりあのジェネレックの音ですよ。
目をつぶって聴いてればどこぞのラージモニターかよっ!てくらいのパワーと分解能。
ウーハーの音量デフォルトで…ちょ、家ゆれてるから!ヤバいから…
なるほどと思ったのは、コイツに接続する事により自動的にオバQはムリしてたLowから解放され正に自由の身になるのです。思う存分弾けだします。
その解像度によるボーカルの立体感ったらもうそこで歌ってるでしょっ、てくらい。
音のスピードも速く元気なサウンドです。
今まで、どうせ自宅では大した音量出せないし良いスピーカー買っても鳴らしきれないし…なんて思っていましたがもうこれ体感しちゃうとね。
小音量でもズッズズッってちゃんときますよ。
テストオシレータでも軽く30Hz近くまで確認出来ます。
でまた5040Aには6010Aと一体で音量調節できるコントローラーが付いてます。
オーディオインターフェイスのStudiokonnect 48のコントローラーと共に便利すぎます。
いや、久しぶりに納得いく投資です。
今、チェックがてらいろんなCDを聴いてますがとにかく聴いてて楽しい!
音楽を止める気になれません。
MOTIF XSですが、USBメモリのジャックがちょっと引っかかるなあと思っておりましたらそのうち固くなり、無理に突っ込んだら中のツメがいっていまいますた。
これではOSのアップデートもできないので早速開腹手術です。
開閉は88鍵の場合大抵パネル面がボンネットの様に上に跳ね上がるタイプが多いですがMOTIF XSも例外ではありません。サイドパネルを外しリアパネルのネジをいくつか外せば簡単に開ける事ができました。
内部もスペースに余裕があるので目的の基盤を取り外すのもさほど苦ではありません。
これが64、76鍵タイプだと基盤が折り重なっていたりで大変なんですよね。
各基盤を繋いでいるケーブルも小型化されており先端にコネクターが付いてないタイプが使用されています。
直付けされている受けのコネクターからそのままケーブル部分だけを引っこ抜くのですが、このタイプは扱ったことがなかったのでちょっとおっかなびっくりでした。
ダメになったUSBのコネクター(基盤直付けタイプ)を外し、パーツ取り等に置いてあるガラクタの部品(USBテンキーのもう使ってないヤツ)を解体して移植します。
MOTIFの基盤をダメにしてしまったらアウトなのでかなり慎重になる作業でしたが、ハンダ吸い取り線を駆使しうまく取り外す事が出来ました。
これでも修理に出したら数万円+数週間の時間がかかるでしょうからたまりません。
男子たる者これくらいは出来る様になっておきたいものです。
そうすればきっと女子から”ステキ…”と惚れられること間違いなしです。
誰か壊れた電子楽器に困ってる女子はいませんか。
もちろん無料で修理致しますのでまず写真とプロフィールを…