Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

Logic 9でREASON 4

2010-01-29 23:20:36 | 楽器、PC
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すっかり「Logicでシリーズ」になってきましたが、そうこうしてるうちに注文したREASON 4が届いたのでさっそくLogicとReWireしてみますた。


Logic付属のソフトだけでも勿論十分に制作はできるのですが、やはりしばらく使い込んでくるとちょっと弱い部分がみえてきます。
そのあたりを補強するためにあらたにサンプラー系の音源の導入を検討し始めてKONTACTやKOMPLETE、MachFive、SampleTankなどいろんな製品のデモ版を試したりやサンプルを試聴したりしていたのですが、なかなかこれという決め手が見つからずにおりました。


そんななかで今回REASONをチョイスしたのはなんといっても開発元のPropellerheadというスウェーデンの会社のサイトを覗いた影響が大きいでしょう。
まあ、これがまた他に類を見ない程に親切丁寧なサイトでして、REASONのことが手に取るように分かる上にサードパーティーによるフリーのサンプルファイルまでリスト化してあったり、REASONをユーザー登録するとエレピ系の音色セットが貰えたり、とにかくユーザーの事を親身に考えてる感じが伝わってきて実に好感が持てるのです。


しかもこのおまけのエレピセット、大体はあんまり使えないような本当にオマケ的な物だったりするのですが、オマケなのに試聴コーナーがあってこれがまた自分の好みにドンピシャ!
もうこれが欲しいがためにREASONに決めたと言っても過言ではないです。

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このREASON、ソフトシンセの先駆けとしてデビューしたのが1999年で早13年目という老舗中の老舗ソフト。
長い間使われているのでユーザーも多く、フリーの音色ファイルなども結構あるのも魅力です。
そして、13年も定番的ソフトとして君臨してきた理由はやはりこのバーチャルなラックにどんどん新しい機材を詰め込んでいくというコンセプトがあってのことでしょう。


だいたい今時プラグイン形式じゃなくスタンドアロンなところもまさにバーチャルなラック機材といった感じですし、実際に配線するためには機材の裏に回らなければなりません(笑)
面倒くさそうだけどこれが実にわかりやすい。
ちょっとケーブルがジャマで接続部の表記が見えなかったりするくらいバーチャルw

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まだサンプラーのNN-XTくらいしか触ってないのですが、コシがあって芯のある音色でちょうどLogicのEXS24を補えそうなライブラリです。
一見ライブラリも少ないかなと思うかもしれないのですがピアノ系を強化したい場合、リズム隊を強化したい場合などに合わせて別売りのライブラリがあるので今後検討していきたいところです。


あとはすばらしいのが「The Combinator」なるモジュールで、言わばハードシンセのパフォーマンスやパッチのようにいくつかのモジュール、エフェクトなどをセットにして1音色のように扱うことが出来ます。
数種のモジュールの音色を重ねられるのでさらにNN-XTのライブラリにも幅が出ます。
あらかじめCombinatorのプリセットもかなりあり、ストリングやレイヤーしたオーケストラ系の音色など実によくできていて、これを使わない手はないでしょう。
まさにDX7などのプリセットとパフォーマンスみたいな感じで、これまたバーチャルなハードウェアみたいで分かりやすいですね。


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まだまだ触ってないモジュールが沢山あるのでまたしばらく睡眠不足になりそうです。


Logic 9でOWLアイコン

2010-01-28 18:52:32 | 楽器、PC
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Logicでは各トラックの先頭にいろんなアイコンを付けられるのでOWLのメンバーのアイコンも作って登録しています。
詳しい解説はこちらに↓
http://www.naoxlogic.com/icon/icon_museum.html


こういった遊び心があるのは良いですよね。
自分の使ってる機材の画像を登録したりついあれこれ凝ってしまいます。
パソコン買ったばかりの頃はデスクトップ画像に凝っちゃったりするみたいな


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Logic 9でFlex Time

2010-01-26 22:39:55 | 楽器、PC
<OBJECT classid='clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000'
codebase='http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=8,0,0,0'
WIDTH='385' HEIGHT='295' id='Flex'>
<PARAM NAME='movie' VALUE='http://kinosa.blog.ocn.ne.jp/blog/files/Flex.swf'>
<PARAM NAME='allowScriptAccess' VALUE='always'>
<PARAM NAME='bgcolor' VALUE='#FFFFFF' >
<EMBED src='http://kinosa.blog.ocn.ne.jp/blog/files/Flex.swf' bgcolor='#FFFFFF' allowScriptAccess='always' WIDTH='385' HEIGHT='295' NAME='Flex'
TYPE='application/x-shockwave-flash' PLUGINSPAGE='http://www.macromedia.com/go/getflashplayer'></EMBED>
</OBJECT>


ここのところ、OWLの既存の曲のバリエーションを作ったりしているのですが、アレンジやテンポを変えた曲に本来のバージョンで録音したボーカルトラックを乗せてみるのにLogic 9からの新機能「Flex Time」を使ってみました。
(まだ発表前なので効果はお聞かせできぬですが)


いやあ、これは楽ちん!
以前はを入れてズラしたり、延ばしたり縮めたりするのにひとつひとつタイムストレッチしたりとエライこっちゃな作業でしたが、もはやマウスでちょいちょいで済んじゃうだもの。
今や縦にも横にも(音程もタイミングも)スイスイ調節できる時代になっちゃいますたか…


マーカーを入れてしまえばクオンタイズもしてくれますし、録り溜めたテイクのコンピング機能と組み合わせれば最強です。


とは言え、やはり素材的にはどうしても合わないモノもありますし、過度な編集では音色の変化があります。
静かな弾き語りとかでは「おや?」てな部分があるかもしれませんが、普通のポップスのバンド編成などでのモノラル素材なら十分使えると思います。
(ポリフォニック素材にも使えますが、より冒険度が高いです)


ついでにDPみたいに標準でピッチ編集ツールも付けてくれないかなあ。


ワカバウォーク(裏方目線から)

2010-01-25 14:29:38 | OWL
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東武東上線若葉駅前のワカバウォークにてOWLのライブでした。
ご来場頂いた皆様ありがとうございました。


今回のセットはRoland V-Drum、YAMAHA MO8、M-Audio FireWire410、BEHRINGER MX1204
ソフトはMacBook Pro、Digital Performer、MainStage
PAセットにYAMAHA Stagepass300


いつも、ひとみのボーカルにはYAMAHA StegePassのアンプに内蔵のリバーブをかけたりしていたのですが、あまりにもカラオケリバーブなのでもう少し上等なのをかけてやろうと思い今回はLogic StudioのMainStageをリバーブ専用機としてミキサーのセンド&リターンにかましてみました。


20100125_135642すごいシンプルですが


でも、やっぱりMCでリバーブ切り忘れたり歌中で入れ忘れたりと、自分も演奏しながらオペレーションするのにはもうちょっと慣れが必要だなあ。


これにオケのマルチトラック再生にはDigital Performerを使い、BGMにはiTuneでOWLのCDを、といくつかのソフトを起ち上げているのですが、これらを操作するのにMacOSの「Spaces」がかなり便利です。

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デスクトップのセットを4面まで仕込めて各面をcontrol+数字で瞬時に切り替え。
画面を切換えるのに合わせてアプリケーションも切り替わります。
一々ウインドウをめくらなくてよいのでライブ終了時にサッとBGMの再生ができたりします。


んで、ここ最近使っているキーボード用チェアがどうも気に入らないので、今回インテリアショップなどでよく目にする高さ調節フリーなカウンターチェアを使ってみました。
ドラム用の丸いのに比べペッタンコに畳めるのでトランクでの納まりはよいです。
(リサイクルショップで1000円)
しかしながら、どっかり座ってればいいのですが前傾姿勢になったりすると本体が軽すぎて足場によっては後方にズレていきますなあ、これ。
やっぱりある程度の重量が必要なのかもしれません。


いや、おれが太ればいいのか。


Logic 9

2010-01-02 21:22:22 | 楽器、PC
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明けましておめでとうございます。
今年もOWLともどもよろ…とか、いってる間もなく元旦からLogic 9へバージョンアップしました!


今回Ver.9へのアップデートではLogic本体のタイムストレッチ関係(Flex Time機能)等の新機能などもあるのですが、何といっても自分的にはセット内の「MainStage 2」が目玉だと思っております!
以前よりライブでもちょくちょく使っておりましたが今回のバージョンアップで欲しかった機能がビシバシ増設され相当痒いとこに手が届いた感があります。



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まずはMIDIの入り口にあるトランスフォームの部分の自由度が上がりました。
ベロシティのカーブもマウスでグニュっといけるので以前のように単に感度を上げるだけより鍵盤とのマッチングが調節しやすくなってます。
また、EXSサンプラーの細かなエディット画面はLogic上でしか開かなかったのが今回からMainStage上でも扱えるようになりました。


そして何といっても「Playback」というオーディオファイルを再生するプラグインがありがたい。
OWLはライブでトラックを同期させているのでMainStageだけで鍵盤を弾きながらオーディオ再生もできるのはかなり便利です。
しかも何台でもシンクロしながら先のFlex Time機能でテンポも自由自在、任意のポイントに瞬時に飛んだりリピートできたりもします。
ソロやイントロ部を好きなだけリピートして次のブロックに行くなんていういかにもライブっぽい事も出来そうです。


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まだまだこれだけじゃありません。
とにかく扱えるアイテムが格段に増えているのでアイデア次第でいろんなツールが作れそうです。
テンプレートには8Trのマルチトラックプレイヤーや自由度の高いミキサー(プレイヤー付き)ドローバー付きのオルガンまで用意されています。


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20100102_192407 テキストを表示して歌詞やコード表をみながらも


ギタリストにとっても今回アンプシュミレーターが大幅に強化されたので相当遊べちゃうんじゃないでしょうか。
まあライブでライン出力する人もあまりいないでしょうが、アンプ手前までのエフェクターとしてもかなりいいですし、個別にアウトが取れればフットスイッチでオケやSEも出せるわけです。


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とにかくMainStageはこれらのパーツを好きなように組み合わせてオリジナルのライブツールを作れるのが何といっても魅力です。
単体でこの手のライブ用ツールってなかなか無いんですよね。
今回のLogic 9、ライブもバリバリやってる方にはかなりウレシいバージョンアップです。
(Logic本体より気合いが入ってるんじゃないのかと…笑)