Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

OWL レコーディング開始

2011-03-31 23:39:06 | OWL
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OWLの三枚目にあたるアルバムの制作に取りかかりました。
既に稼働しているうちのスタジオですが、OWLでの作業は初めてになります。
防音や音響的には完璧ではないのですが、やはり時間や費用を気にしながらやるより
リラックスしてのんびり作業できればより良い歌も録れるってもんで…


今まで、寝床の部屋を録音ブースとして使ってたのですが、毎回ケーブルを敷いたりマイクスタンド出したりするのも面倒いのでガッツリ回線這わしてモニターミキサーも常設してすっかり第2スタジオと化してしまいました。
おかげで衣食住はワンルーム生活であります。


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このスタイルで何度か録音作業をしてきたのですが、やはりトークバックで会話は出来ても顔は見えないので歌い手の方が準備できたかどうか分からなかったり、マイクのセッティングがズレても音でしか判断できなかったりと多々不便な面がありました。


そこで導入したのがWebカメラであります。


そうです、チャットなどに使うあれです。
電気屋に行けば1~2,000円くらいで売ってますしこれはお手軽でしょう。
初め防犯用のCCDカメラ等も考えたのですが、PCのディスプレイとは別にモニター用のテレビを置く必要があるし、お値段もちとお高い…
Webカメラなら電源もいらず、USBの延長さえ用意すれば作業中のPCの画面上で見れるし、
別にこの映像にクオリティも求めてないのでこれで十分でしょう。

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後は良い作品を作るだけよ。
さあ、歌ってちょうだいひとみさん

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計画停電

2011-03-18 20:00:49 | プライベート
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戦後の混乱期以後初と言われる計画停電ですが、もちろん我が家のある地域も対象地域であります。
被災地の事を思えばこれしきの事…とはいえ実際停電してみるとこれが結構つらいもんで、毛布にくるまって寝る事にしております。
しかし、日ごとに実施される時間がスライドされていくので自分の寝る時間も合わせてスライドしていくのはこれ如何なものかと…。


ただ、テレビのインタビューやラジオ番組に寄せられるメッセージなどでもこの停電に対して誰も文句を言わない事、むしろこれしきの事当然でありもっと何か自分たちに出来る事はないのかと思いやる人々がほとんどな事が同じ日本人としてとてもうれしく思います。


こんな状況でもほとんど略奪や暴動が無いのに海外のメディアは驚いていますが、あるわけがない。
「困った時はお互い様」
いつそんな教育をされたのか記憶はないけど、皆困ってる人がいれば自然と思いやり助け合う。


これはそれぞれの国の平素の治安とも関係してるのかもしれない。
発展途上国に於いては貧困の差や差別が根強くどんな時でもサバイバル状態。
ちょっと気を許せば殺されてしまう。
チャンスがあれば生き残れる最大限の術を選択しなければならない。
そういった中では略奪も自然と発生するのかもしれない。


仏教の根底となる慈悲、と言う言葉のもつ意味を調べると心を打たれます。
時として人はこの言葉をも伏せて殺し合いをもしなければならい状況に置かれますが、人が人としていられるうちは世界中の人々の中にも、どんな国や宗教の人でも慈悲の心を持っているはずです。
各国からの支援もそうであり大変ありがたい事です。


特にこの慈悲ー他の人を思いやる心ーが強い日本は必ず復興できるでしょう。
目の前で愛する人を失い助けられなかった人たちも、今は悲しみに打ちひしがれていても日本中の人たちの慈しむ想いを受け立ち上がれる日がくるでしょう。


…手をつないで逃げていた最中、奥さんとお子さんが波に呑まれ助けられなかったというオレと同い年くらいの男性の悔しそうな涙が…頭から離れません…


3/13出演中止のお知らせ

2011-03-13 12:55:42 | OWL
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近所の梅も咲き始め小春日和な日曜の午後なのですが、こうしてる間にも生死の狭間をさまよってる方々が何百、何千とおられるかと思うと信じられません。
震災地にてご家族、お知り合い等を亡くされた方々、行方不明になっておられる方々には心からお見舞い申しあげます。


OWLのメンバーは全員無事ではありますが震災への諸対応のため本日の伊勢佐木町クロスストリートへの出演をキャンセル致しました。
お客様及び関係者の方々にはご迷惑をおかけしますが、このような国家レベル、いや世界レベルとも言ってよい大災害ですので何卒ご理解の程宜しくお願い致します。


金曜の午後まではごく普通の毎日を送られていた方々が一瞬にして家族や家や街までも失ってしまう心情を察すると、とても音楽どころではありません。
とにかく生きて下さい、がんばって下さい。命だけあれば必ず助けてくれる人や国があります。
原発もまだ危機的状況ですが、強い放射線の中で命がけで日本を世界を救おうとしてる方々がいらっしゃいます。
自衛隊等援助に携わってる方々とともに心から敬服致します。


がんばれ!日本