ロアアームの付け根(車体側)のブッシュがこんな有様に。
調べると共通の足回りであるスカイライン、ステージア、Z33辺りでは経年劣化の定番症状の様ですね。
こうなると当然ギシギシバキバキと異音も激しくトー角も狂い偏摩耗も酷い。
そもそもこれでは車検に通りませんから手を入れるしかありません。
本来ならブッシュだけ交換と行きたいところですが、パーツが手に入ったところで圧入するのは専用工具が無ければ困難であろうと判断しロアアームごと交換する事にしました。
というのもヤフオクのストア販売でお手頃価格な同型ロアアームを見つけたからですが、左右ペアで1万、片方5千円そこらですから充分お値打ち品ですね。
アーム自体はボルト4箇所で外れますが、うちボールジョイントが2箇所ありますし、他のボルトも固着が激しいのでインパクトレンチは必須でしょう。
インパクトレンチさえあれば取り外しも特に難しい事は無いのですが、いざ取り付けようとしてみたらショックアブソーバーの先端がかかるブッシュの形状が合わない…。
ショックの先端の内側に突起がある為、この製品の大型ブッシュのゴムに干渉して上手くハマらないのです。
ショック先端内側の突起を削るか、ブッシュの形状を加工するしか手がありませんが、加工するならゴム素材の方が楽だろうとブッシュを加工する事に。
円形ブッシュの上半分以上(稼働予想範囲)を削り取り何とか装着可能な状態にしました。
※ガスコンロでゴムを溶かしながらカットしたのでアームにコゲ跡が…w
このブッシュ加工の為予想以上の時間が掛かってしまいすっかり日も暮れてしまいました
しかし、ロアアームが破損してる時期にトー角を調節して凌いでいた為、まだそれを戻さねばなりません。
タイヤを取り付けてみれば、パッと見わかるぐらいの極端なトーイン状態
暗闇の中、目視とメジャーを使っての簡易な調節ですがとりあえず真っ直ぐっぽくしておいて後日テスター屋さんでサイドスリップ調節してもらいましょう。
とにかくローコストで済んで何より。
安価な代替え部品に感謝です。